仙台 過去最早でさくら開花 鹿児島より早く

仙台のソメイヨシノ標本木 28日(土)午前11時ごろ 撮影:小杉浩史気象予報士

 きょう28日(土)午前、仙台でさくらの開花が発表された。統計開始以来、最も早い開花で、平年より14日早く、昨年より8日早い開花となった。

 きょうは東北の太平洋側は晴れていて、仙台では午前11時までに16.3℃まで気温が上がり、さくらの開花を後押しした。

各地の開花・満開予想日(ウェザーマップ予想・濃いピンクは観測日)

 今年は、鹿児島より仙台のさくらの開花が早くなったが、これも統計開始以来、はじめてのこととなる。さくらは、冬に一定の寒さにさらされることで目覚める「休眠打破」が起こる。今回、仙台は休眠打破があり、3月の気温が平年よりかなり高かったため、早い開花となった。一方で、鹿児島は冬が暖かすぎたために休眠打破がなく、春の暖かさに触れても開花の反応が遅くなっているものと考えられる。

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