5Gスタートでスマホ戦国時代突入!対応キャリアをどう選ぶ?

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2020年3月より、本格的に実用化が開始された第5世代移動通信システム、通称5G。同月4日(水)にSoftBank、18日(水)にdocomo、そして23日(月)にauと大手通信キャリア3社が一挙に、対応端末や料金プランの紹介を含めた新サービス発表会を行った。

とはいえ、「通信が速い」「通信できるデータ容量が大きい」という「今までよりもスゴイ」程度のざっくりとしたイメージしかわかない、といった方も多いのでは?

一体、何がどう進化して、どのように“スゴイ”機能があり、私たちの生活にどう役立つのか、紐解いていきたい。

ハンドルを持たずに運転?鍬(くわ)を持たず農業?5Gが生活をより豊かに、スマートに

総務省の発表によると、5Gの実用化が進むことで、将来的には遠隔での手術自宅での畜産・農作業管理、完全なる自動運転システムが望めるという。

同省は、5Gが実現しうる未来を描いたイメージムービーを公開している。

5Gの持つ3つの特長「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」により、医療や畜産農業、運転システム等の進化で叶う「スマートシティ化」、また、高齢化社会の抱える課題解決に期待が高まる。

SoftBank、docomo、au…価格はいくら?何GB使える?

5Gの導入によるスマートシティ化も非常に魅力的だが、当面、私たちが身近に5Gの恩恵を受けられるのは、スマートフォンの通信機能としてだろう。

SoftBankは「メリハリプラン」、docomoは「5Gギガホ」、そしてauは「データMAX 5G」をそれぞれ、5Gのメインプランとして提供する。

通信キャリア3社の5Gメイン料金プラン ※割引条件は各社ホームページにて確認を

SoftBankが提供するのは、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスや、Twitter、InstagramといったSNSの利用時のギガ消費はなく、その他の通信時に使えるデータ容量が50GBというもの。インターネットの通信のほとんどを動画鑑賞やSNS利用に費やすという人にはもってこいのプランといえるだろう。また、インターネットをあまり使わず、総使用量が2GB以下となった月は利用料が勝手に割引されるという。

docomoは基本料が他2社よりも1000円程度安く、通信ギガも月あたり100GBの大容量で提供。さらに、5Gのプラン加入者は自動で「データ量無制限キャンペーン(終了時期未定)」が適用され、キャンペーン期間中は100GBの制限なく利用が可能だ。限定的な用途でなく、多用途にネットサーフィンを利用する人にとっては最も使い勝手が良さそうだ。

auのプランの特徴は何と言っても通信容量が無制限、さらにテザリング用に30GBのデータ容量が確保されている点。こちらもSoftBankの「メリハリプラン」と同じく、総使用量が2GB以下の月は自動的に利用料が割引される。スマホでのインターネット利用はもちろんのこと、PCやタブレット等を持ち歩き、そちらでも通信することがある人には便利なプランだ。

それぞれ、データ容量設定に違いはあるものの、基本料は7000円〜8000円台と、4G利用時とさほど変化はないうえ、キャンペーンや家族割などを組み合わせれば、月額3000円〜5000円ほど割引された価格にて利用できる。

なお、それぞれのプランにおいて、時間帯や用途によって通信制御を行う場合があるそうなので、詳細は各社ホームページにてご確認を。

コンサートは常に最前列気分!スポーツはマルチアングルで!各社が推したいコンテンツサービスは?

5Gの機能を最大限に活かすため、各社はオリジナルコンテンツの提供にも余念がない。いずれも、主にエンタメとスポーツの分野において、発展を続けている「AR(Augmented Reality=拡張現実)」や「VR(Virtual Reality=仮想現実)」、「FR(Free view point Reality=多視点現実)」などの機能を活用した、5Gの魅力を最大限に発揮できるサービスが目白押しだ。

ここでは特に、各社のエンターテインメント分野での取り組みを簡単に紹介する。

SoftBankは5Gで体験できる各種コンテンツをまとめて「5G Lab」と名付け、「AR SQUARE」「VR SQUARE」「FR SQUARE」「GAME SQUARE」の4領域のサービスを提供する。

AKB48とタッグを組み、劇場公演を高画質でリアルタイム配信するだけでなく、最新シングル「失恋、ありがとう」の多視点ミュージックビデオや特別メイキング映像の独占配信、さらにAR機能を用いて“推しメン”との2ショットを可能にするなど、ファンにとってはたまらないサービスが盛りだくさん。

docomoは「新体感ライブCONNECT」というサービスに「アーティストとファンがつながる」「ファンとファンがつながる」という思いを込め、会場に行けない人にも公演を楽しんでもらうため、超高画質の「8KVR」によるリアルタイム生配信を行うとしている。

キャンペーンキャラクターをSixTONESとSnow Manが務める。2グループによるイベントはすでに終了しているが、公演映像の配信などを今後行う予定だという。

auは特に「AUGMENTED」をキーワードに、エンターテインメントの様々な領域で、“拡張した”ライブ体験を提供するとしている。

ライブの演出に定評のあるSEKAI NO OWARIを第1弾アーティストとし、2020年7月にオープンが予定されている「Zepp Haneda(Tokyo)」にau 5Gを常設、同アーティストによるこけら落とし公演において、観客の身振り手振りを検知しリアルタイムで演出に反映させたり、離れた場所でライブを体感できるサービスを提供する、5Gライブの実現を控えている。

5G対応端末も個性豊か!こだわりの1台を見つけて

気になる5G対応端末だが、3社が共通で販売するのは「AQUOS R5G」の一種類のみ。SoftBankは「ZTE AXON 10PRO 5G」と「OPPO Reno3 5G」を、docomoは「arrows 5G」を、auは「OPPO Find X2 Pro 5G」「Mi 10 Lite 5G」「ZTE a1」を、それぞれ独占で販売する。

5Gの高性能な通信システムをフルパワーで発揮できるかは、本体の性能に依るところもあるだろう。豊富な選択肢の中、まずは機種にこだわって、そこからキャリアを選ぶのもアリかもしれない。