MLB選手会のトニー・クラーク理事は無観客試合の可能性を示唆「その可能性はある」
大リーグ機構（MLB）と選手会は新型コロナウイルスの影響で早くても5月中旬となるシーズン開幕の条件を設けた。大規模な集会の禁止が解かれていること、移動制限が解かれていること、チームやファンの健康に危険が及ばないと専門家が判断するの3点。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者ら米複数メディアが伝えている。
新型コロナウイルスの影響で先行きは見えないが、MLBと選手会は可能な限り試合を行う方針。MLB公式サイトは「レギュラーシーズンのスケジュールが10月に、そしてポストシーズンが11月に行われる可能性を残している。スケジュールに関しては合意に至っていないものの、現在の不透明な状況を考えると、双方が共に抱えるゴールに向かって連携を取るために、この取り決めは柔軟性が十分に残されている」と伝えた。
スプリングトレーニングの再開時期については依然として未定。無観客試合については、MLB選手会のトニー・クラーク理事が「非常に開かれた状態だ。その可能性はある」との見解を示したという。また、ドラフト指名選手が20年に得る金額は契約金のうちの10万ドル（約1080万円）のみで、22年までに契約金を分配して受け取るなど選手の労働条件に関しても正式に合意した。（Full-Count編集部）
