80年代の松田聖子像、1980年のデビューから40年『1980年の松田聖子』発売!

「アイドル」として燦然と君臨する松田聖子を克明に描いた最新刊 『1980年の松田聖子』 を、 3月27日(金)より全国順次発売。 今年デビュー40周年を迎える松田聖子は、 いかにして日本のアイドル史に革命を起こしたのか。 関係者の証言から新たな「松田聖子」像を鮮やかに描く。

80年4月1日にデビューした松田聖子は、 日本のアイドル史における革命児となり、 80年代以降の<スタンダード・ポップス>に、 また世代を問わず<青春のBGM>に君臨した。 類いまれなる歌声と高品質の楽曲群はいかにして生まれたのか? 世の女性たちにとって「軽やかな生き方」の手本となったのはなぜか?

若松宗雄、 平尾昌晃、 太川陽介、 三浦徳子、 小田裕一郎、 岩崎良美、 原田真二など、 聖子のデビュー前から直接関わってきた数十名の実名証言をベースに、 楽曲だけではなく映画・ドラマ、 素顔の人物像までを克明に描き、 80年代の時代背景も交えて、 新たな「松田聖子」像を構築する人物評伝。 数々の貴重な写真、 年譜、 これまで本人が携わったシングル・アルバム・ドラマ・映画などのデータファイルを巻末に収録。

本書の構成

序章 空の格闘

羽田空港午後9時の激闘/初1位のサプライズ演出/1980年の世代交代

第一章 聖子前夜

私は歌手になって成功します!/初キスシーンに見せたとまどい/聖子と太川の牧歌的な日々/中山圭子の運命を変えた/聖子ちゃんの夢は潰せない

第二章 二人三脚

夏の嵐のあとの突き抜けた歌声/家出してでも歌手になる!/急転直下のSOS/財津和夫は反論した/俺がひとりで聖子を見る!/ユーミンにも容赦なかった/大瀧詠一と聖子のバトル/聖子との再開、 そして――。 /亀裂になった沙也加のデビュー

第三章 未知の扉

山口百恵との初遭遇/バイオリンの「スラ―」を生かせ/ソニー内部で高まる評価/三浦徳子が描く活発な聖子像/24小節の間奏に込めた革新性/歌声は5000ccの排気量/異例だったアルバムセールス

第四章 若者たち

聖子世代が羽ばたく/田原俊彦との戒厳令/新人賞の栄冠は誰の手に?/完璧すぎた復活の舞台/コメディエンヌの才能/ルーツとなった1曲

第五章 女優聖子

賛否両論だった初主演作/ハワイで輝いた聖子の姿/撮影の合間に別離会見/衝撃だったドラマタイトル/大石静との静かな議論

第六章 対立概念

追いかけた中森明菜/雨中の熱唱で客を引きこむ/明菜の病室に近づけない!/この子はスターになるよ!/少女Aはアキナの頭文字?/仕事を早く切り上げたがる/蒼いフォトグラフ1

第七章 輝く舞台

産休明けも堂々の1位/武道館に咲く赤い花/コンサートに映画監督を起用/聖子の/意外なプロデュース抜擢/20周年を巡るバトル

第八章 聖子の道

歌謡曲の大家は使わない/80年代をこじ開ける疾走感/ヒットメドレーの誕生/聖子のアレンジを辞めたい/盟友へ追悼を込めたアルバム/バラードシンガーの完成/聖子ありきの80年代/聖子の詞における到達点/蒼いフォトグラフ2

松田聖子 DATA FILE

松田聖子年譜/シングルランキング/アルバムランキング/フィルモグラフィー(ドラマ)/フィルモグラフィ―(映画)/「NHK紅白歌合戦」出場履歴/受賞履歴

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