東京で1センチの積雪観測 3月下旬以降としては32年ぶり

29日正午の東京渋谷の様子(撮影:宮崎由衣子気象予報士)

 きょう29日(日)正午、東京都心で1センチの積雪を観測した。都心で3月下旬以降に1センチ以上の積雪を観測したのは32年ぶりのこととなる。

29日正午の解析積雪深

 29日は、関東を中心に朝から雪の範囲が広がり、東京23区でも西部の地域を中心に午前中から雪が積もり始めている。都心は午前9時にみぞれを観測したあと、本格的な雪に変わり、正午には1センチの積雪を観測した。

29日正午ごろの東京世田谷の様子(撮影:本橋淳也気象予報士)

 都心で3月下旬以降に1センチ以上の積雪を観測したのは、1988年4月8日以来、32年ぶりのこととなる。この後、昼過ぎにかけては関東の広い範囲で雪が続き、さらに積雪が増えるおそれがあり、山沿いを中心に大雪になる見込み。大雪による交通障害や路面の凍結に警戒・注意し、湿った重い雪によるビニールハウスなどの倒壊、電線や樹木への着雪、なだれにも注意が必要だ。

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