長崎-対馬線 Q400運航 ORC、搭乗者倍増

リニューアルされた制服で搭乗客を見送る客室乗務員(中央)=大村市、長崎空港

 長崎県内の離島などを空路で結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC、大村市)は29日、ボンバルディア機「DHC-8-400」(Q400、乗客定員74人)による長崎-対馬線の運航を開始した。
 長崎-対馬はこれまで、乗客定員39人の「DHC-8-200」(Q200)のみで運航していた。Q400は全日空からのリース機。より多くの乗客を運べる機体も導入することで、団体旅行客の需要取り込みなどを図る。これに伴い同路線は1日4往復(金、日曜は原則5往復)が3往復(同4往復)となった。
 第1便の出発前には同社の日野昭社長と客室乗務員らが、15人の搭乗客を見送った。日野社長は「Q400はQ200と比べ、倍近くの乗客を運べる。(新型コロナウイルスの影響で)乗客が減っている現状を乗り越え、離島の交流人口拡大に努めたい」と話した。
 同社ではこの日、客室乗務員らの制服も約8年ぶりにリニューアル。コーポレートカラーの緑と青を取り入れ、スカーフも五島列島の教会のステンドグラスと大村市の桜をイメージした2種類を用意した。

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