愛らしい「ひつじでんしゃ」 こどもの国線にお目見え

車内のあちこちに羊が描かれた「ひつじでんしゃ」

 東急電鉄が運営する「こどもの国線」に29日、羊をイメージした愛らしい電車がお目見えした。約30頭の羊を飼育している雪印こどもの国牧場(横浜市青葉区)にちなんだ企画で、乗客に来園をPRする。

 同線の3編成のうち、1編成を「ひつじでんしゃ」と名付けた。外観に羊のイラストを描き、車体に白と茶色のラッピングを施した。車内の壁や床にものどかな牧場の風景が広がる。

 同線には、同牧場に約40頭いる牛をあしらった白と黒の「うしでんしゃ」も2018年10月から走っている。運行は今月末までの予定だったが、好評のため東急電鉄などが継続を決めた。

 長津田駅とこどもの国駅を結ぶ同線は単線だが、中間駅の恩田駅付近で一時的に上下線に分かれるため、「ひつじ」と「うし」の列車がすれ違う様子も見られる。同社の担当者は「楽しい電車で気分を盛り上げてほしい」と話している。

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