4月から自動車整備が大きく変わる!ボッシュが「特定整備制度」への対応をトータルにサポート

エーミング作業のイメージ

4月1日から「分解整備」に新たな項目追加

スバル レヴォーグ(2017年7月 D型マイナーチェンジ後モデル)
日産 デイズ インテリジェント エマージェンシーブレーキ

交通事故低減のため2021年11月より搭載の義務化が予定されている自動ブレーキに加え、レーンキープアシストなどADASが数多く実用化され、今後もさらに普及が進むと予測される。

ADASは単眼・複眼カメラやミリ波レーダーなどが検知した情報をもとに作動しているため、ADASの故障や整備不良はシステム停止、予期せぬ事故につながる恐れがある。そのため、フロントバンパーやグリル、フロントガラスなど、ADASが装着されている箇所の脱着を含む修理・整備を行った際に、カメラやレーダーの「ゼロ点」をシステムに正確に認識させる「エーミング」作業が必要だ。

制度改変では、車の基本動作に必要な項目を整備する従来の「分解整備」に、エーミングなど車の「検知する」機能を整備する「電子制御装置整備」が加わり、新しい「特定整備制度」として4月1日より施行を開始。さらなる安全を確保するエーミングには高い精度と正確性、高度な技能が必要となることから、整備事業者の新たな認証制度も加えられた。

整備事業者の責任が問われるエーミング

エーミング作業のイメージ

エーミングのような新たな校正機器や診断ツール(スキャンツール)は、車種やシステム、状況に応じてそれらを正確に使用する必要がある。そのため、国内にある約10万以上の自動車整備事業者は、新たな認証を取得しこれまでの事業を継続する対応しなければならない。

また、このエーミングには、平滑な作業場と一定の広さの屋内環境が必要で、正確な作業を施した事が証明できない場合、整備後に不具合が発生した際、事故の責任を問われる可能性がある。そのため、適切な整備が正確に施されたことを証明する作業記録システムが必要だ。

世界的に実績があるボッシュがトータルソリューションを提供

エーミング作業のイメージ
エーミング作業のイメージ

欧州・国産車メーカーで実績のあるボッシュのエーミングツールは、長年にわたる自動車メーカーへの純正ツール納入実績を元にしたノウハウを採用。そのため、自動車メーカー指定のエーミングプロセスに準じながらも、正確かつ短時間でADASのエーミング作業を行うことができ、幅広い車種に対応させるための付属品を取り揃える。

また、自動車整備事業のサービス品質を担保するために「ボッシュ ADASエキスパート認定店制度」を設けており、エーミングツール、診断ツール(スキャンツール)、工場監査、認定トレーニング、クラウド上の作業エビデンス(証拠)、ホットラインのトータルソリューションを提供。これら全ての要件を満たす事が困難な自動車整備事業所のために、地域毎に共同事業体を組んで、先進安全自動車の機能維持と安全性の確保に貢献する。

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