大谷翔平選手がメンタル術を赤裸々に語る!「緊張と楽しみが五分五分で釣り合うように試合に臨む」

デサントジャパン株式会社は、新商品「RELAXFIT SHIRT」の発売を記念し、イメージキャラクターで本商品の開発アドバイザーを務めたプロ野球選手・大谷翔平選手の特別インタビューを公開している。

インタビューでは、ピッチャーとしての活動を休み、リハビリに専念してきた昨シーズンの振り返りや、日頃のトレーニング、メンタルのコントロール法、開発に関わった新商品の着心地など、大谷選手ならではの話が満載で、野球ファンはもちろん、成功したいビジネスパーソンも必読の内容となっている。

まず、2年目のシーズンについて「けがをしてピッチャーができず、バッターだけだったので、悔しかったですね。チームも勝てなかったですし。自分の“やり切れた感”と“出し切った感”はあまりなかったです。不完全燃焼な感じが強かったかな」と振り返った大谷選手。昔から悔しさをバネにしてきたのか、楽しさの中から上達したのかを問うと、「どちらも両方あると思いますが、誰かに勝ちたいと思ったことはあまりないので、自分のできることが増えることがうれしいという思いが強いですね。プロ野球選手の誰かみたいになりたいということもなかった。自分は自分として、ゲームみたいな感覚ですね。自分を育成していくみたいな。趣味みたいなところもありました」と独自の上達術を明かす。

また、自分の課題は毎日書き留めているそうで、「一日一日iPadに『これはよかった、悪かった』『明日はこうしてみよう』というのを日記のようにつけていて、どんどんためていく感じですね。シーズンの中で、調子のいい時、悪い時はあるので、調子のいい時の感覚と悪い時をすり合わせていくと、答えが見えてきたりするので。シーズンの中だけでなく、来年のヒントになったりもする」と常に自分と向き合うことを欠かさない。さらに、けがでピッチャーを休んでいる間に味わった、“野球ができない苦しみ”については「僕はバッターがあったので、試合に出ることもできて、ラッキーだなと思っていました。投げられないじゃなくて、打てるという考え方にシフトしました」とポジティブな思考に切り替えて乗り越えたという。来シーズンに向けても「毎年、自分のベストな年にしたいと思っていますね。何よりも気持ちよく野球をやることができたらいいなと思います」と前向きだ。

15歳から寮生活を始め、これまで野球とともに生きてきた大谷選手。“野球人”として目指しているゴールについては「僕はピッチャーとバッターどちらかに絞らずやっていることで、狙える賞が明確にあるわけではないので、難しいところではありますね。だからこそ、自分の“投げる、打つ”を高めていきたい。そういう中で、“ツーウェイ・プレーヤー”という枠ができたことはありがたいですね。将来的にそのようなポジションが選択肢の一つとして広がっていくかどうかは僕次第みたいいなところもあると思っています」と志は高い。

さらに、新商品「RELAXFIT SHIRT」は、大谷選手の「肩の引っ掛かりをなくしたい」という悩みをヒントに開発され、それを解消するために、脇の部分を切ったデザインとなっている。「投げる時に、肩に圧力がかかっていると、自分の感覚が少しずれてくることがあります。この商品は腕も上がりやすいですし、このデザインは肩が引っかかるストレスを解消するのに役に立つと思います」と着心地の良さをアピール。

“試合でリラックスしてプレーするのをサポートする”というのもこの商品が目指すところ。プレー中に緊張することがあるかは、「投げる時はしますね、でも打つ時は緊張したことないです、ほぼ。投げるのはピッチャーのせいで試合が終わったりするので。バッターは初回に失敗しても守備で取り返したりとか、次のチャンスで挽回できたりするけれど、ピッチャーはそのピッチャーのせい、もしくはおかげになってしまうので、その重要性を感じると緊張します」と発言。それでも、「緊張している分だけ、『今日の試合ではどのような発見があるのか』とプラスの要素をなるべくイメージして、“緊張”と“楽しみな気持ち”がだいたい五分五分で釣り合っていると、いい精神状態で試合に臨めると思っています。試合前には、この状態にもっていけるように調整します」とメンタルのコントロール方法を語った。

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