ウェブで安心 移住相談 東彼杵町がオンラインツアー

©株式会社長崎新聞社

テレビ会議システムにつないだノートパソコンを持って、ソリッソ・リッソ内を案内する森さん(左)=東彼杵町

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、移住者向け相談会やモニターツアーの中止が相次ぐ中、テレビ会議システムの活用が注目されている。長崎県東彼東彼杵町では30日、「オンライン移住ツアー」があり、まちづくりの関係者がインターネットで地元の魅力を発信した。五島市も4月に2回目のオンライン移住相談会を開く。
 東彼杵町のオンライン移住ツアーは、移住希望者と地域の自治体や事業者をマッチングするウェブサービス「SMOUT(スマウト)」を運営する企業「カヤック Living」(鎌倉市)が企画。全国各地で移住相談会の中止や延期が続いたのを受け、数年前からオンラインの移住相談などを実践していた同社が、複数の自治体やまちづくり関係者に呼び掛けた。鎌倉市にある同社と各地域をテレビ会議システムでつないでやりとりし、移住希望者が映像を閲覧したり、質問したりできる。
 今月4日から順次開き、同町が9カ所目。移住者支援などに取り組む一般社団法人「東彼杵ひとこともの公社」の森一峻代表理事らが、瀬戸郷にある交流拠点「ソリッソ・リッソ」から約1時間配信し、延べ約千人が閲覧した。森代表理事は「イベント中止などの影響で困っている事業者もいる。インターネットの活用は今後も必要になる」と話した。
 五島市は今月、東京で予定していた移住相談会を中止し、代わりにオンラインで相談に応じた。市の担当者は「互いの顔も見えるし資料もウェブ上で共有できる。効率も上がり、参加者にも負担が少ないので、今後も活用したい」。来月11、12日にもオンラインでの移住相談を受け付ける。
 同社の中村圭二郎氏は「従来は『直接会わないと信頼できない』と考える人が多かったが、実際にやると意外と仲良くなれる。自宅から気軽に地域とつながれる方法として、今後も続けていきたい」と語る。