子どものスマホ利用、父親は母親より楽観視

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親子間のルールはあるか(親への質問)

セントラル警備保障は2020年3月24日、「親子間でのスマホ利用に関する調査」の結果を発表した。子どものスマートフォンの利用を「心配していない」という親の割合は、父親が母親の2倍になった。

セントラル警備保障、JR東日本、都営交通、東京メトロが共同提供している子ども見守りサービス「まもレール」は、2020年4月1日よりサービス提供エリアを拡大する。

これに先立ち、セントラル警備保障は2020年2月1日~2月4日、「親子間でのスマホ利用に関する調査」を実施した。対象は、スマートフォンを所持する小学校高学年から高校生の子どもを持つ首都圏在住の男女400名と、スマートフォンを所持する首都圏在住の小学校高学年から高校生の男女300名。

調査結果によると、子どものスマートフォン利用に関して不安なことがあるかという質問に対して、「特にない」と答えた母親は15.0%だったのに対し、父親は30.5%と倍以上の割合だった。母親に比べて父親のほうが、子どものスマートフォン利用に対して楽観視している傾向が明らかになった。

また、親と子どもそれぞれに、スマートフォン利用に関して親子間でルールが設けられているか質問したところ、何らかのルールがあると回答した割合が、親は平均68.0%だったのに対し、子どもは82.3%という結果に。特に中学生において、親74.0%、子ども92.0%と、14%もの差があった。

親との間に設けられたスマホルールを破ったことがあるかどうかという質問に対しては、小学校高学年は47.3%、中高生は6割以上が「何度もある」または「一度だけある」と回答した。

そのほか、スマートフォン利用に関する親への不満についての質問では、1位「もっと長時間使わせてほしい」34.0%、2位「もっと信用して自由に使わせてほしい」31.0%、3位「勝手にスマホを見ないでほしい」20.0%という結果になった。

教育評論家の小川大介氏は調査結果を受けて、ルールを厳しくしすぎることは「子ども自身の考える力を奪っていく」「親への信頼を失う」という2つの弊害があると指摘。「子どもを大切に育てているつもりでルールを厳しくすればするほど、子は親から心が離れていってしまうようなことになりかねない」と語るとともに、「子どもの成長度合いに合わせて見守り方やルールを変えていくことが大切」とアドバイスしている。

木元さくら