「ツインカムを語らずに、真のGTは語れない」挑戦的な2代目 トヨタ セリカの特徴
1977年、2代目にフルモデルチェンジしたトヨタ セリカは、1600cc 2T-U型 OHV シングルキャブ、1600cc 12T-U型 OHV シングルキャブ、1600cc 2T-GEU型 DOHC EFI、1800cc 3T-U型 OHV シングルキャブ、2000cc 18R-U型 SOHC シングルキャブ、2000cc 18R-GU型 DOHC ツインキャブ計6種類のエンジンバリエーションを展開。ボディは、2ドアクーペと3ドアリフトバック(LB)をラインナップしていた。
1979年にマイナーチェンジが実施され、フロントグリルの変更や角型4灯ヘッドライトへ変更された時に登場したキャッチコピーが「名ばかりのGT達は、道を開ける」だった。
これは、当時のライバルともいえる存在であった5代目 日産 スカイライン(通称「ジャパン」)が、直列6気筒SOHCエンジン(シングルカムエンジン)を搭載して「GT」を名乗っていたことへの挑戦状であり、広告キャッチコピーを通してライバルを挑発。その後、対抗するように日産もターボを搭載したスカイライン 2000ターボGT-E・Lを発表し、両メーカーのパワー競争が激化していく。
主要スペック
■全長×全幅×全高:4410×1640×1300mm
■エンジン
・1600cc 2T-U型 OHV シングルキャブ
・1600cc 12T-U型 OHV シングルキャブ
・1600cc 2T-GEU型 DOHC EFI
・1800cc 3T-U型 OHV シングルキャブ
・2000cc 18R-U型 SOHC シングルキャブ
・2000cc 18R-GU型 DOHC ツインキャブ
■駆動方式:後輪駆動
■トランスミッション:3速AT/4速MT/5速MT
■ボディタイプ:2ドアクーペ/3ドアリフトバック(LB)
■販売期間:1977年~1981年