路面電車を常設展示 東武日光駅前広場に「日光軌道線車両」  

©株式会社下野新聞社

東武日光駅前広場で行われた「日光軌道線車両」お披露目

 【日光】東武日光駅前の市有広場で30日、かつて国鉄日光駅-いろは坂の「馬返」間を走っていた路面電車「東武鉄道日光軌道線」の車両1両が常設展示され、大嶋一生(おおしまかずお)市長ら関係者約20人が出席して、お披露目の式典が行われた。

Web写真館に別カットの写真

 式典では大嶋市長が「日光軌道が走っていたという歴史の一ページを残すことは意義深い。多様な活用方法を考えたい」とあいさつ。基本的に内部は非公開だが、この日は特別公開された。

 車両は霧降高原の観光施設「チロリン村」から市に昨年3月、無償譲渡され、市が展示スペースを整備した。車両は「東武100型電車」と呼ばれ、1953年から68年の廃線まで15年ほど運行していた。岡山市の岡山電気軌道に譲渡された後、2013年にチロリン村の山本雄一郎(やまもとゆういちろう)代表(69)が引き取り保有、展示していた。

 薄緑色とだいだい色の車両(全長約12.3メートル、重さ約15トン)が線路に載せる形で常設展示されている。市は駅前のランドマークとしてPRし、観光客の写真スポットや駅前のイメージアップにつながることを期待している。

 事業費は広場整備やパンタグラフ交換など車両補修を含め約2千万円。