若者たち 自粛して 富山大附属病院の山本教授

©株式会社北日本新聞社

 富山大附属病院総合感染症センターの山本善裕教授が30日、北日本新聞の取材に応じた。県内初の感染者が20代の若者だったことや、全国的に若年層でクラスター(感染者集団)が発生していることを踏まえ、特に若者に「自粛する姿勢を行動で示して」と訴えた。

 今回は感染経路が分かっているので、感染した女性の周囲にいた人以外は過度に心配する必要はない。女性がいつ富山に来て、どのような行動をしたかを詳しく把握することが、対策をとる上で重要になる。

 今後も引き続き、手洗い、せきエチケットの順守、密閉、密集、密接の三つの「密」を避けるといったこれまで通りの対策を徹底してほしい。

 特に若者に訴えたいのは、不要不急の外出を自粛する姿勢を行動で示してほしいということだ。私たちの院内感染対策の中に「100―1=0」という考え方がある。職員が100人いて、1人でも対策をおろそかにすれば、その対策は無に等しいという意味だ。

 病院を社会全体に置き換え、この考え方を若者に意識してほしい。あなたの行動が、周囲の努力を無に返し、大切な人を感染させてしまうかもしれない。そうしたリスクがあることを真剣に考え、いま一度、気持ちを引き締め直してほしい。少なくとも今は、カラオケや飲み会には行くべきではない。