ミサワなど5社、都の空き家利活用事業者に選定

東京都は3月30日、2020年度の「空き家利活用等普及啓発・相談事業」の事業者決定を発表した。選ばれたのはNPO法人空家・空地管理センター、東急、東京都行政書士会、ネクスト・アイズ、ミサワホームの5社でいずれも3年連続。ミサワホームではオーナー向けの情報発信や窓口対応の他、介護事業や不動産事業のグループ会社を通じて、普及啓発を図る。

ミサワホームでは2020年度、ホームページの他に空き家ガイドブックを2万部配布。オーナー向け冊子に空き家に関する記事掲載を行ったり、年2回の資産活用セミナーでも情報提供をしたりする。介護事業会社であるマザアス関連の相談窓口でも普及啓発活動、セミナーや相談会を開催。ミサワホーム不動産および提携不動産業者と連携した普及啓発活動も行う。地方自治体や金融機関など他団体との連携による、セミナーや相談会を11回開催。自治会や各種団体の会合に専門家などを派遣する「おしかけ講座」も実施する。

さらに「住まいるりんぐDesk」と題した窓口を都内9カ所に設置。空き家となる自宅・実家の売却や活用など、ワンストップ相談に応じる。

ミサワホームによるワンストップ相談窓口のイメージ

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