OAGが北東アジアで早くも総座席数が回復傾向にあり、2021年の五輪には間に合うと分析

中国が総座席数を6%回復させ、韓国がプラス成長に反転

シンガポール--(BUSINESS WIRE)--#OAG\--(ビジネスワイヤ) -- 世界有数の旅行データ・分析サービスを提供するOAGは、コロナウイルスが日本の航空旅行市場に及ぼす全体的影響に関する最新の分析結果を発表しました。

短期的な見通しは暗いと思われるものの、日本の国内線総座席数は、国際線の総座席数とは明確に異なる動きを見せています。国内線座席数も影響を受けてはいるものの、世界の他の国内市場と比較してもよく持ちこたえており、8.7%の座席減にとどまっています。

一方で、国際線については、週に約90万座席すなわち定員の69%強の座席数減という大きな影響に見舞われています。

そんな中、中国と韓国の両市場での総座席数については早くも回復の傾向が表れており、中国では6%の増加、韓国では先週、再度プラスに転じました。

OAGのアナリストであるジョン・グラントは、「両国にとって、日本は歴史的に主要な貿易相手であり、旅行者にとっても人気の旅行先であるため、日本は、総座席数回復の開始により、恩恵を受ける最初の市場のひとつとなることが見込まれます」と語っています。

OAGの分析によると、中国と韓国の航空市場が早期に回復傾向を示していることを考慮すると、世界の総座席数は2020年4月末頃に週あたり3,900万座席で底を打つことが予測されます。なお、世界の総座席数は、1月時点では約1億600万座席でした。週あたり2~4%の複利成長率を適用すると、総座席数が完全に回復するのは2020年10月下旬から2021年5月半ばになることが見込まれます。もちろん、総座席数は航空業界の回復状態を見る場合の一要素にすぎず、旅行に対する消費者の安心感が回復に向かう初期段階では、旅行に対する需要の回復がかなり緩やかとなることも考えられます。

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英国に本社を置くOAGは、米国、シンガポール、日本、リトアニア、中国に拠点を置き、世界各地で事業を展開しています。

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