子育て支援施設、駅近くに開設へ 相鉄グループ

相鉄いずみ野線いずみ中央駅近くの高架下に整備された子育て支援施設(右奥)

 相鉄グループは、相鉄いずみ野線いずみ中央駅(横浜市泉区)近くの高架下スペースに、複数の機能を持つ子育て支援施設を開設する。昨年11月の直通線開業で東京都心へのアクセスが向上した沿線で、子育て環境を整えてファミリー世帯の移住を促す。

 相鉄アーバンクリエイツ(同市西区)などが線路下の空間に平屋の建物(約250平方メートル)を整備し、まずは4月1日に小規模認可保育園が入る。社会福祉法人はとの会が運営し、0~2歳児を預かる。

 6月下旬には多世代交流活動拠点「みんなの絵本のおうち」を開く。市民団体おはなしの風が、読み聞かせイベントやワークショップを展開する。来春ごろには三つ目の機能も加わる。

 建物は付近の商業施設「相鉄ライフいずみ中央」の別棟と位置付ける。関連して、同店2階には3月中に完全個室のベビーケアルームを設置する。

 相鉄グループの担当者は「子育て世代の方から選ばれる沿線を目指したい」と話している。

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