周防正行監督 映画「カツベン!」での撮影の苦労を語る

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映画監督の周防正行が、映画『カツベン!』の撮影秘話を明かした。

大正時代に全盛だった無声映画に声をあてる“活動弁士”を描いた映画『カツベン!』。同作の監督を務めた周防は、ニッポン放送の「春風亭昇太と乾貴美子のラジオビバリー昼ズ」に生出演し、『カツベン!』の撮影で苦労したことをベスト3にして発表した。

第3位は……「寒さ」

撮影は10月の福島県。10月にもかかわらず真冬並みの寒さで驚いたという周防は、「出演者の動きがだんだんスローになっていくんですよ」と、困難を極めた極寒の撮影を振り返った。

第2位は……「ロケ弁」

そんな寒さの影響もあってロケ弁も冷めてしまい、昼食の時間になると出演者から溜め息が漏れることもあったとのこと。そのため、東京からケータリングとして温かいカレーなどを用意すると、たちまちキャスト・スタッフが笑顔を取り戻していったことから「やっぱり食事がどれだけ大事なのか思い知りました」と痛感していた。

第1位は……「大正時代の風景」

“道を車が走る”シーンにもアスファルトが写りこんでしまったり、田園風景を撮影するにも高速道路が見切れてしまうなど、日本で大正時代の風景を撮ることには苦労があったという。「外観を撮ろうと思っても、周りが普通の公園だったりするので…」と当時を回顧した周防だが、今作はデジタル撮影だったため、建物内の鉄骨を消すなどCGでの編集ができたと明かした。

また、主演を務めた成田凌の演技について、周防は「活動弁士は普段暗いところで喋るから顔は見えないんですけど、映画なので出さなきゃいけないから、成田さんは神田松之丞さんの喋りを参考にしたみたいですね」と、意外な人物の名前を挙げていた。

(ニッポン放送「春風亭昇太と乾貴美子のラジオビバリー昼ズ」12月4日放送分より)