在宅ワークを続けていくために大事な9つのポイント

40代からWebライターをはじめた私ですが、それ以前の仕事から在宅勤務に切り替わり、職場環境も大きく変わったときに気づいた、在宅ワークを続けるための9つのポイントを紹介します。

在宅勤務は意外に難しい

新型コロナウイルスが流行する以前、在宅勤務が増える前までは、自宅で仕事をしているとお話しすると、「通勤がなくていいですね」「自宅で仕事ができるなんて最高ですね」と言われることが多くありました。

しかし、実際に在宅勤務をするようになってみると、かなり大変だと気づく方も多いと思います。それもそのはず、自宅は休息の場、また自分の誘惑になるものがそこらじゅうにあります。その誘惑を振り払い、仕事をしていくにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

自宅で仕事をしていくのには大きく9つのポイントがあります。今回はそのポイントをお話ししていきます。

1.できるだけ罪悪感をもたない

特に誰かに見られているわけではありませんが、オフィスでの仕事期間が長いと「サボってはいけない」「休んではいけない」という意識が自然についてしまっています。タイムカードがある企業の場合は別ですが、在宅勤務の場合は決められたことを決められた期間に終わらせておけば、それ以外の時間は本人次第になってきます。

そこで出てきやすい感情が罪悪感です。たとえば「ラジオや音楽を聴きながら仕事をしたらいけないんじゃないか」「仕事の合間や休憩のときなどに、家事や洗濯をしてはいけないんじゃないか」という罪の意識です。

家事や洗濯をして、仕事が期限内に終わらないのであれば問題がありますが、しっかりと仕事を終わらせていれば OK。オフィスワークでムリしていたことは、在宅勤務で改善するチャンスです。あなたのやりやすい仕事の仕方、家事との両立の仕方で、すべての作業効率を上げていきましょう。これは在宅勤務をはじめるうえで、とても大切なことです。

2.生活のリズムを今までどおりに保とう

生活のリズムが崩れると、仕事のペースも乱れてきます。今までどおりに生活のリズムは保ちましょう。

まずは、寝る時間と起きる時間は今まで通りでキープします。通勤がない分、朝の誰にもじゃまされない時間から仕事をはじめて、夕方前に仕事を終わらせてもいいですし、朝ごはんをゆっくり食べ、少しのんびりしてから仕事をスタートしてもいいと思います。ご自身に合った仕事のスタート時間を設定してください。

また、在宅ワークで外に出ないからといって、部屋着で過ごすのはやめましょう。部屋着で過ごしていると、気分もだらけてしまいます。自宅での仕事は、モチベーションの維持が大切です。やる気のエンジンをかけるためにも、洋服は必ず着替え、気持ちを切り替えて仕事に取り掛かりましょう。

3.部屋は常にキレイな状態をキープしよう

学生のころ、テストの前日に勉強しないといけないのに急に掃除がしたくなり、机の上を片付けたり部屋の掃除をしたりしたことはありませんか?この現象は、「セルフ・ハンディキャッピング」といわれるものです。

セルフ・ハンディキャッピングとは、あらかじめ言い訳を用意しておくことで、失敗しても「これこれこういう理由だったから」、成功したら「こんなことがあったのにすごい」という自尊心をキープするための心理です。

テストの点数に影響するぐらいであれば、自分自身の問題なので迷惑はかかりませんが、在宅で仕事となると毎日のことなので、スタートが遅くなれば、仕事が終わる時間も遅くなってしまいます。仕事をする部屋はきれいに片付けて、すぐにスタートできるように用意しておきましょう。

またきれいに片付けておくことで、仕事で使う資料や書類を探す手間や時間が省けたりします。それに、忙しくても部屋がきれいであれば心にゆとりをもって仕事がすすめられます。観葉植物やお花などをそばに置いて仕事をするのも気持ちに余裕ができるのでオススメです。

4.スケジューリングはしっかりと!

のちほどお話ししますが、自宅での仕事はとても誘惑が多いです。そのため、スケジューリングはとても大切になってきます。

ルーティンな作業は、タイマーを使ってどのくらい時間がかかるのか、所要時間を把握しておくと計画も立てやすくなります。最低でも1週間分の予定表はしっかりと作っておきましょう。その際、急な仕事が入ってきてもいいように調整日を盛り込み、休みの日を削ることがないようにしましょう。

また1週間分の予定表とは別に、前日の夕方や仕事を終える前に、翌日の時間割を作っておきましょう。その際に、優先的に終わらすことをリストアップしておくと、朝仕事をはじめるときに「今日はどれから取り掛かろうか」と考えなくてすみます。

5.仕事をするときには、横に鏡を置いておこう

「なぜ鏡?」と思われた方もいるかもしれません。しかし、仕事をするときには自分の姿を鏡で見ながらおこなうのはとても効果的なのです。これはアメリカの心理学者ジョン・H・フラベルが定義した「メタ認知機能」と呼ばれるもので、メンタリストDaiGoさんも推奨しています。

このメタ認知機能はどういうものかというと、たとえば集中していないときに、その自分の姿が鏡に映ることによって、それを見た自分が「集中しなきゃ!」と集中力を高めてくれる効果があるのです。たしかにだらけて仕事をしている姿は自分でも見たくないですよね。

またこれと同じように、オンラインの会議はできるだけ動画をONにして参加しましょう。そうすることで、「相手に見えていないから」という気の緩みもなくなり、自分自身も集中して会議に参加できます。自宅で仕事をしているかっこいい姿の自分を想像してそれに近づいていってください。

6.食事の時間は仕事から離れて楽しもう

自宅で仕事をしていると、だらけてしまいやすくなり、間食をしながら仕事をしてしまったりする人も中にはいます。そのため、しっかりと食事の時間を設けないで仕事を続けてしまいやすくなります。

通勤の時間がなくなった分、栄養に気をつけてしっかりと食事を作ったり、また近所にランチに出かけるのもいい気分転換になります。

忙しくて作る時間もランチに出る時間もない場合は、UberEats(ウーバーイーツ)を利用すると、美味しいもの、好きなものが食べられ気持ちもリフレッシュできます。私も知人のお店のランチが大好きで、忙しくて食べに行けないときはUberEatsを利用しています。配送料も手ごろで、とてもありがたいサービスです。

天候によっては配達してもらえないこともありますが、そんなときは自分がどれだけ恵まれていたのか、豊かな生活ができていたのかを振り返って感謝をしましょう。

7.1日に1度は外の空気を吸おう

自宅で仕事をしていると時間管理と同じぐらい健康管理が重要になってきます。1日中家にいるとまったく歩かなくなるので運動不足になります。休憩はこまめにとり、ストレッチをするのはもちろん、外に出られるのであれば散歩や夕食の買い物などは毎日行きましょう。

外の空気を吸って太陽にあたることで運動にもなりますし気分転換にもなります。また1日10分日光浴をすることによって、幸せホルモンのセロトニンが分泌され気分も前向きになります。外に出られないときは換気をこまめにし、できるだけ陽のあたる部屋で作業をしましょう。

8.寂しいときはネットをうまく活用しよう

自宅にこもって仕事をしていると気分が鬱々としてきてしまうことがあります。オンライン会議などがあり人と話せる場合はいいですが、まったく誰とも話さないで1日が過ぎてしまうことも珍しくありません。

そんなときはネットをうまく活用しましょう。たとえばSNSを見たり友人にメールを送ったりして、コミュニケーションをとってください。私の場合は、友人に15分くらい時間を作ってもらい、ビデオ通話で相手の顔を見ながら話をしてもらっています。

メールだと文字のやり取りだけですが、ビデオ通話だと相手の表情や雰囲気も感じられるので、人とつながっている感じがとてもあります。在宅で仕事をしているとどうしても孤独になりやすいですが、家族やパートナーと話をしたり友人とビデオ通話をすることによって、独りぼっちじゃない安心感を得ることも大切です。

9.仕事をしすぎないように注意しよう

すぐに仕事ができる環境にいると、気になってついつい仕事をしてしまいます。つまり、ワーカホリック状態です。しっかりと計画を立てて、オンとオフの切り替えをしていきましょう。

在宅勤務というのは自分の取り扱い方がとっても重要になってきます。ストイックにならずに、また怠けすぎないようにバランスをとりながら、自分に合ったペースで仕事を進めていってください。慣れたらとってもストレスフリーに仕事ができるようになりますよ。

この記事が気に入ったら「フォロー」&「いいね!」をクリック!バレッドプレス(VALED PRESS)の最新情報をお届けします!

© Valed.press