SF富士テスト参加のTEAM MUGENのドライバーマネージャーが新型コロナ感染。チームが公表

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 3月30日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTEAM MUGENは、3月24〜25日に静岡県の富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ富士公式合同テストに参加していたドライバーのマネージャーが、新型コロナウイルスに感染していたと発表した。エストニアのスポーツ情報サイトはこのドライバーはユーリ・ビップスで、マネージャーを務めるマルコ・アスマーが感染したと伝えている。

 レッドブルジュニアドライバーであるビップスは、2019年最終戦からスーパーフォーミュラに参戦。2020年は第1戦からフル参戦が決まっており、3月24〜25日の富士公式合同テストに参加していた。

 ヨーロッパからの渡航制限が本格化する前に来日していたビップスは、しばらく日本で過ごした後、3月23日に富士に入り、24〜25日にテストをこなした。そんなビップスのマネージメントを行っているのは、同じエストニア出身で、日本でもF3などさまざまなレースに参戦していたアスマーだ。

 エストニアのスポーツサイト『DELFISPORT』は、そのアスマーが新型コロナウイルスに感染していたことを報じていたが、3月31日、TEAM MUGENは「弊社チーム契約ドライバーのマネージャーが新型コロナウイルスに感染していることを確認いたしました」と、アスマーの名は出していないものの、「弊社チーム契約ドライバーのマネージャー」の感染を報告した。

 アスマーはテスト後日本を離れ帰国。その際、エストニアでの検疫での診断の結果陽性反応が出たという。チームはその連絡をうけ、テストへ参加したチームメンバーの出社を停止。現在、テストへ参加したチームメンバーの健康状態の確認、および濃厚接触者の確認を進めるとともに、所轄保健所からの指導の下、安全上必要とされる対応を行っていくとしている。

 TEAM MUGENは「関係者の皆さまには多大なご心配をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。事実関係のご報告を行うとともに、新たな情報が入り次第、速やかに対応を行ってまいります」としている。

 スーパーフォーミュラ公式合同テストでは、事前に参加者へ問診票の提出が義務づけられたほか、パドックの一般来場者の立入禁止、マスクの装着、アルコール消毒の実施などが義務づけられていた。『DELFISPORT』に対しアスマーは「火曜〜水曜に軽い咳が出ていたんだ。まだ熱はないよ」と語った。

「僕は日本の前にもいくつかの国にいた。でも、自分の感染を公表することで、拡大防止の手助けにしたい」というアスマー。どこで感染してしまったのかは明かされておらず、今回のテストが感染源ではない可能性も高いが、日本のモータースポーツ関係者にとっては衝撃とも言えるニュースとなった。