「清楚系」なのにバク転&側宙お手のもの 笑顔輝く超ポジティブパフォーマー【鷹ハニーズ名鑑】

ハニーズの「KANA」さん【写真:福谷佑介】

「常に明るく、前向きな姿勢を表に出していきたい」

 スタジアムを彩る「華」となる各球団のチアリーダーたち。華麗なダンスやパフォーマンスとその美貌でファンを魅了し、各球団とファンを繋ぐ架け橋として活動している。4年連続日本一を目指すソフトバンクにとってはオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」がそれにあたる。

 その「ハニーズ」の2020年度メンバーは新規メンバー7人、昨季からの継続メンバー13人の計20人。オープン戦は無観客開催となり、開幕も4月24日まで先延ばしとなり、なかなかファンの前に立てない日々を送る。そんな今でも、彼女たちも来たるべきシーズンに向けて日々練習に励んでいる。昨季以上に美女揃いとなった今季のメンバーたち。彼女たち1人1人の魅力を紹介していく。

 第12回は3年目になる「KANA」さん。

○KANA(3年目、福岡県出身)

 清楚な雰囲気を醸し出す3年目の「KANA」さん。ハニーズの中でも4人しかいない、バク転などのアクロバットパフォーマンスをこなせるパフォーマーだ。3年目の今季に向けて「3年目なので、少しは余裕もできてきたので、とにかく思い切り楽しんでやりたいと思います」と語っている。

 側宙やバク転などパッと人目を惹くアクロバットでファンを魅了する彼女。「自分の武器」というパフォーマンスだが、もともとは側宙までしかできず、バク転は持ち技にはなかったという。

 転機となったのは1年目の終わり。2年目を目指す中である思いが生じた。「1年目の時に側宙をやっていたんですけど、来年もコレをやるのか、と。もっと凄い!となるようなものをやりたいなと思いました」。同じくアクロバット担当だった同期のMAYUMIさんと共に一念発起。通常の練習の合間を縫って教室に通って、バク転をマスターした。

 やはり、バク転になるとスタンドを埋めるファンの反応も違うよう。「少しはファンの方々も驚いてくれるようになった気がします」。最初は1回だけだったが、それからも練習を重ね、今では連続バク転もできるまでに成長している。

 自身の魅力について「ポジティブというのは自分の性格。常に明るく、前向きな姿勢を表に出していきたい。ダンスやパフォーマンス、ファンサービスにもそのポジティブさを出していきたいです」と語る。常に笑顔を絶やさない、キュートな笑顔をファンに届けている。

 ハニーズOGで現在、球団でハニーズを担当するエンターテインメント推進課の関まどかさんも「パッと見は清楚系の女の子。超ポジティブな性格で周りも前向きにさせてくれる存在です。ダンスも上手く、色々なジャンルを踊れて、アクロバットもできて、バランスに優れたパフォーマーです」。総合力に優れたパフォーマーだと評している。

 ダンスやアクロバティックのレベルアップのために努力を怠らない「KANA」さん。ハニーズは年3回行われるメンバー内のオーディションを通過しないと、常時、試合時にパフォーマンスできる“レギュラー”には選ばれない。だからこそ「練習は表に出るためなので、重荷とかではありません。自己管理、体重の管理や体型の維持もしないといけません」と自分を律している。

「この1年は楽しんでやろうと思うので、私のポジティブさと明るさを出して、それを皆さんに伝えてホークスを応援できたらいいなと思います」。本拠地PayPayドームに訪れるファンたちに、前向きさと明るさを与えてくれる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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