現在新型コロナウイルスの影響によって世界各国でサッカーリーグが停止、延期されている。来季がどのように始まるかも不透明な状況だ。
ただ、その中ですでに夏の移籍が決定しているという選手も…。
ハキム・ジヤシュ
移籍:アヤックス→チェルシー
チェルシーは、本来ジヤシュを1月のマーケットで獲得するつもりだった。しかしアヤックスがそれを拒否したことから、「夏に加入することを約束する」という結論に達した。
今季の初めにチェルシー相手に3ゴールを演出した彼は、オランダ屈指のウイングストライカーとして高いレベルのパフォーマンスを見せつけてきた。このタイミングでのステップアップには納得であろう。
アレクサンダー・ニュベル
移籍:シャルケ→バイエルン
バイエルンはすでにマヌエル・ノイアーの後継者を探さなければならない状況にあった。世界最高の守護神だった彼も怪我の増加で信頼しきれない選手になってしまったからだ。
少年時代から「マヌエル」の愛称で呼ばれていたニュベルは、シャルケで若くして大ブレイクを果たした守護神。まるでノイアーの足跡をたどるように、契約満了とともにバイエルンへ移籍することを約束している。
アントニー
移籍:サンパウロ→アヤックス
ジヤシュを失うことが決まったアヤックスの動きは早かった。ブラジルの20歳天才FWを早期に獲得することを決め、すでに後釜を用意してみせた。
「あらゆる前線のポジションをこなせ、クリエイティブなプレーができる」とディレクターのオーフェルマルスは彼のことを評価する。
フランシスコ・トリンコン
移籍:ブラガ→バルセロナ
バルセロナの補強は近年混乱にまみれているが、今回の「ギャンブル」はブラガに所属する20歳の若手FWだ。今季ポルトガルで6ゴールを決めたタレントで、移籍金は3100万ユーロ(およそ37.1億円)に達した。
ちなみにPCゲーム「フットボールマネージャー」の大ファンであるグリーズマンは、彼のことを「とても能力が伸びるクラック」とよく理解しているよう。
マテウス・フェルナンデス
移籍:パウメイラス→バルセロナ
バルセロナがすでに獲得を決めているもうひとりの選手が、ブラジルのMFマテウス・フェルナンデス。ボタフォゴから昨年パウメイラスに移籍し、1月にバルセロナ加入が決定。夏まではバジャドリーに貸し出されることに。
ただ現在のところまだスペインで一試合も起用されておらず、適応にやや時間がかかっているようだ。
ペドリーニョ
移籍:コリンチャンス→ベンフィカ
これまで多くのブラジル人をブレイクさせてきたベンフィカが新たに獲得することを決めたペドリーニョ。コリンチャンスでプレーしている21歳のFWで、2019年にはトゥーロン国際大会優勝を経験した選手だ。
ウイングとして高い才能を持つとされる彼には、なんと2000万ユーロ(およそ24億円)という移籍金が支払われている。ベンフィカの本気が伺える額だ。
デヤン・クルセフスキ
移籍:アタランタ→ユヴェントス
マケドニアにルーツを持つスウェーデン生まれの長身攻撃的MF。アタランタの下部組織で育成され、今季はパルマにローン移籍。セリエAで大活躍を見せたことで、1月にユヴェントスと契約を結ぶことに成功した。
すでにスウェーデン代表にも選ばれており、世界でもトップクラスの才能を持つと言われている選手。移籍金は3500万ユーロ(およそ41.9億円)に達した。