劇団 EXILE・青柳翔「今の仕事じゃなかったら無職だったかも、何も出来ないですもん」

表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life

表参道Aoの情報とともに、毎週ゲストを迎えてお送りするInterFM897のプログラム『表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life』(DJ: Shaula)。3月28日、最終回のゲストは、劇団EXILEの青柳翔さん。

初めてステージで歌った時は震えた右手を支える左手が震えてた(笑)

Shaula:今週は俳優の青柳翔さんとお送りしたいとおもいます。よろしくお願いします!本当だったら公開収録のはずだったんですが、タイミング的に難しいですよね。舞台とかやってると影響あるんですか?

青柳翔(以下、青柳):舞台自体には影響なかったですけど、体調を崩すといけないので気を使ってましたね。

Shaula:そもそもになるんですけど、もともとはEXILEのボーカル・オーディションを受けたんですよね。

青柳:歌をやってまして。そのボーカルの先生からオーディションを受けてみないかって言われたのがきっかけですね。

Shaula:じゃあもともと音楽活動は始めていて。そのときはどんな生活を送っていたんですか?

青柳:バイトしながらバンドやったり、友達と歌をやったりしてました。

Shaula:へえ。でもそうなるとガラッと人生変わるわけじゃないですか。

青柳:でも、その時は落ちて。そこからEXPGっていう、うちのスクールがあるんですけど、その札幌校に通ってみないかって声をかけられて。

Shaula:なるほど。じゃあ、そこのジャッジたちはキラッと何かが見えたって事ですよね。

青柳:ありがたい事ですよね。そこでお芝居をやってみないかって言われましたね。

Shaula:その時点では芝居をやった事なくて、そこから切り替えというか、

青柳:最初は抵抗があったかもしれないですね。スクールもダンスとボーカルがメインですし。お芝居のレッスンが月1回しかなかったので、そうなると歌の練習がメインになってきますし。ボーカルをやりたいって気持ちはあったんですけど、友達とか周りの生徒がデビューしていくのを感じて、このままじゃいけないなって思って。月1回のレッスンじゃだめだから東京に行こうと思って、東京に来ました。

Shaula:そうなんですね。今は俳優から入って、CDもだしてボーカリストとしても活躍していますよね。ちょっと遠回りですが、夢は叶ってますよね。

青柳:たくさんのスタッフさんとか、いろんなアーティストさんが頑張ってきた歴史があって助けられたな、夢を叶えさせてもらったなって思ってますね。

Shaula:夢って、ずっと思い続ければ叶うって思います?

青柳:そんなことはないですね。お芝居やってるときは歌やりたいとは思ってなくて、むしろちょっと嫌いだったので。

Shaula:その嫌いっていうのは?

青柳:お芝居をやるって決めてからコンプレックス気味というか。俺はお芝居でいくんだってことで、なんか作品とかそういうことに頭が向いていたかもしれないですね。

Shaula:切り替えてたってことですね。じゃあ初めて「ボーカリストどう?」って聞かれた時のことは覚えてますか?

青柳:嘘だろ!?って思いました。

Shaula:そこから、嫌いから好きに切り替えたわけじゃないですか。

青柳:最初は好きも嫌いもなくて。初めて歌わせてもらったのが、京セラドームだったので。

Shaula:え!?

青柳:すごいことですよね。右手でマイク持ってたんですけど、右手が震える。そのために左手で支えようとするけどそれすら無理になって、もう腰に置くっていう(笑)。

Shaula:なるほど(笑)。それは格好はついてたでしょうね(笑)。側から見たら。

青柳:カッコつけてんのかなとは思われてたかもしれないですね(笑)。あくまでも緊張をごまかすための格好だったんです。

Shaula:もともと音楽に目覚めたきっかけってなんだったんですか?

青柳:友達がラップが好きで。それのPVとかをよくみていて、かっこいいなと思ったのがきっかけですね。あとは同時期にASAYANオーディションやってて。

Shaula:覚えてます!

青柳:やってましたよね。あれで歌かっこいいなって思って、単純にモテたいなってこともあって練習してたのかもしれないですね。

写真左から青柳翔、Shaula

今の仕事をやっていなかったら無職だったかも。何も出来ないですもん

Shaula:去年『ハムレット』に出ましたよね。シェイクスピアの一番長い舞台作。どうでした?

青柳:サイモン(ゴドウィン:英国・演出家)って方が演出してくださったんですけど、今まで『ハムレット』は色んな上演がされてきたけどそれと同じことをやる必要はないし、新しいことをやりたいって色んなことにチャレンジさせてもらった中で、キャストとして作品に対して熱く取り組めたのは貴重な体験だったなと思ってますし、どうやっても賛否両論が多い作品なので、その中で絆が芽生えたのはすごくいい経験でした。

Shaula:例えば『ハムレット』の原作を結構読んだりもしました?

青柳:台本が意味わからないので(笑)、訳してくれる人と書き起こしてくれる人と演出家さんとも話し合って、こういう解釈で演られたことはある、なんか新しいことはないかなっていうやり方をさせてもらって。すごく緊張感もありましたし勉強になりました。

Shaula:最近はプロデュースもされてるとか。劇団EXILEの9人全員でプロデュースした舞台『勇者のために鐘は鳴る』。プロデュースとなるとまた全然違う感じがしますけど。

青柳:そうですね。プロデュースというよりはみんなで意見を出し合った作品なので、まあ長かったですね。1年ぐらいかかりました。

Shaula:例えば自分が失敗した場合、引きずったりしますか?

青柳:引きずりますね。その後のお芝居で挽回しようと思うんですけど大抵いいことないですね。

Shaula:力が入りすぎる。その部分だけ考えてまた同じ部分をミスるとか。

青柳:なるべく力まないようにとか考えたりはします。

Shaula:結構Netflix見てますよね。Twitterで『マインドハンター』(Mindhunter)見てるって知って。私、大ファンなんです。

青柳:そうなんですか!

shaula:超好きで。

青柳:エド・ケンパーがすごいんですよ。何がすごいって風貌も似てるんですけど、特に怖いことしてるわけじゃないんですよ。佇んでいる姿と、ワンシーンだけある怖いシーンでの人への迫り方が怖いというか。

Shaula:簡単に説明すると、連続殺人犯役の方がめっちゃ似ててびっくりしちゃって。もともと、FBIが連続殺人犯を捕まえるようになったかっていう実話を元にしたストーリーなんですけど、超ハマりまして私も。今日の選曲も『マインドハンター』からですから。でも『ストレンジャー・シングス』(Stranger Things)とかも見てるんですよね?どうやって見る作品きめてます?

青柳:エンターテイメントとして見てる時もありますけど、大抵は次の役で使えそうなもので決めてるかもしれないですね。

Shaula:現在ハマり中は?

青柳:『ブラッドライン』(Bloodline)。次男のジョンって人が警官で、そういう機会もあるので勉強しとこうと思って。

Shaula:そうなんですか。今後の何かにつながる。

青柳:まあ、そうです。

Shaula:ここでファンの方たちからメールが来ているので、紹介したいと思います。まずは「キャラが読めない青柳くんのトークイベント、未知すぎて興味があります」と来てます。キャラが読めないんですか?

青柳:誤解していると思いますよ。言ってることがいい加減だし気分屋ですぐ変わるので、まともに受け止めないでもらいたいなと(笑)。

Shaula:次は「青柳くんはシャイなところがあるので、MCのShaulaさんがどこまで突っ込んだ話を聞いてくださるか楽しみです」。

青柳:俺の何を知ってんだって話ですよ(笑)。

Shaula:いいツッコミですね(笑)。シャイな感じしないですけどね。

青柳:口数は少ないかもしれないですけど、シャイではないと思いますね。

Shaula:結構、友達ササッと作るタイプですか?

青柳:あんまりいないですね。地元の友達はいますが、会えないので。だから劇団のメンバーといますね。今日も3人でジム行ってきました。

Shaula:メンバー3人で励ましあったりするんですか?

青柳:各々で。やりたいことやって。その後、飯食って。じゃあねって帰って。

Shaula:でも、それなら友達じゃないですか。

青柳:友達じゃないですね。

Shaula:わかりづらいですね(笑)。「今の仕事をしてなかったら何をしてますか?」という質問も来ています。

青柳:うーん。無職じゃないですかね。何も出来ないですもん。この仕事以外に想像つかないです。地元で結婚とかしてるんじゃないですかね。

Shaula:今後青柳さんに会いたいって方は、舞台を見に来てもらうのがいいですかね。

青柳:そうですね。

Shaula:近い舞台だと、『人間合格』。太宰治(だざいおさむ)さん役で。

青柳:プレッシャーではあります。それに、こまつ座(劇団)さん、鵜山(仁:演出)さん、井上(ひさし)さんの(脚)本、素晴らしい先輩に囲まれてなので緊張はありますが、この作品も再々々上演とされてきて、見てくださってる方も思い入れがある方がいらっしゃると思うので、その方にも僕を応援してくださってるファンの方にも楽しめる作品になればいいかなと思ってます。太宰治さんの役なので、過去に何作品か読んだことはあっても忘れているのでこれから勉強し直して取り組めたらなと思っています。

Shaula:そろそろお別れになるんですが、最後にファンの皆さんに一言とかありますか?

青柳:これから『ニンゲン合格』もそうですけど、劇団EXILEとして頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。

Shaula:ありがとうございました!

表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life

放送局:InterFM897

放送日時:毎週土曜 14時00分~14時30分

出演者:Shaula

番組ホームページ

メール:oshare@interfm.jp
ハッシュタグ:#オシャレ897

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