互いを尊敬し合う大人気コンビ・EXITインタビュー第2弾! 愛される理由は「みんなが愛してくれているから」

互いを尊敬し合う大人気コンビ・EXITインタビュー第2弾! 愛される理由は「みんなが愛してくれているから」

昨年8月20日に放送された「ネタ祭り! 2019!! 史上最強お笑いチャンプ大集結SP」(テレビ朝日系=ABC制作)に出演したEXITに直撃インタビュー(https://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20190818/02.html)を敢行してから早半年以上。それからも各テレビ番組から引っ張りだこで、今も変わらず幅広い年代に人気を誇っているEXIT。今回は、「ひかくてきファンです!」(テレビ朝日ほか)の新サブMCとして初収録が終わった後に取材を敢行! YouTubeで公開されたりんたろー。さんのサプライズパーティーの話も登場しますよ(取材時は公開前)。お楽しみに!

──MCを務める今田耕司さんが「EXITが入ったのには理由があると思うし、お笑い第7世代と共演できるのはありがたい」とおっしゃっていましたが、それを聞いてどう思われましたか?

兼近大樹「こちらこそ勉強になるので、上の世代の方でお笑いやMCをゴリゴリやってきた方と一緒にやれるって激アツですよね!」

りんたろー。「僕なんかは前のコンビの時からお世話になっていたので、いろんなところを知ってくれていて…。レギュラー番組で共演できるのは感慨深いところがあります。それに加えて、僕らは僕らなりに若者世代のことを今田さんに教えられるかなと。でも、今日の収録中は逆になってたというか(笑)。兼近が今田さんから教わってて」

兼近「だいぶ若者情報を取り入れちゃってるんですよ! でも、これから僕らなりの若い視点の発想や物事を言えたらと思いましたよね」

りんたろー。「いろんな役割があると思うので、それを探しながらちゃんと頑張っていけたらなと思います」

──レギュラー番組が続々と決定するなど、この1年も忙しかったですよね。環境は変わりましたか?

兼近

「1年前の今もこんな感じでしたよ。固定のものとかはなかったですけど、いろんな番組に出まくっていたので変わらないかなって。2年前と比べたら全然違いますけどね」

りんたろー。

「そうっすね。変わったとすれば、周りの環境は変わったかもしれないっす」

──2年前と比べたら全然違い、周りの環境が変わったとのことですが、これだけEXITが愛されるようになった理由はなんでしょうか?

兼近「愛してくれているからじゃないですか。みんなが優しい」

りんたろー。「ここ(EXIT)にウソがないし、ファンの方にもウソはないので、安心感とかがあるのかなと。だから『応援していこう!』って思ってくれるんじゃないかなって、自分なりにはそう考えてますね」

──「2人の間にウソがないから愛される」の言葉はジッター(EXITのファンの名称)の皆さんにとってもうれしい言葉ですね。ウソがない2人ですが、相方の「こんなすてきなところ発見したよ!」をぜひ教えてください!

りんたろー。

「毎日見つかりますけどねえ」

──兼近さんのいいところを毎日発見しているんですね。

りんたろー。

「そうっすねえ」

兼近

「いや、俺ずっと同じことしてますよ!(笑)」

りんたろー。

「(笑)。ポジティブなところとか自分にないものをたくさん持っているので、すごく助かっていますね。この間も誕生日(パーティー)をサプライズでやってくれて…」

兼近

「あー、あれよかったっすねえ」

りんたろー。

「サプライズパーティーやってくれて。僕が泣いたら終了っていう」

兼近

「『りんたろー。が泣いたら即パーティー終了』っていうサプライズバースデーパーティーを企画したんですよ」

りんたろー。

「兼近が後輩をいっぱい呼んでくれて、僕の同期でめっちゃ仲いい相席スタートの山添(寛)くんを呼んでくれて。おのおの頑張ってきたことを披露してくれたり、山添くんと相方は手紙を書いてくれたり…。みんないろいろ用意してくれたんですけど、いざ(パーティーが)始まって『りんたろー。さん、おめでとー!』で鳴った最初のクラッカーで僕が泣いちゃって…」

──えー! パーティーの最初じゃないですか!

兼近「その瞬間に、企画的には泣いたら終了なので『はいっ、お疲れさまでしたー!』ってみんな帰るっていう。『えっ!? えっ!?』『ウソでしょ?』ってりんたろー。さんが泣きながら言ってました」

りんたろー。「秒で終了させてしまいました(笑)」

──本当に続けなかったんですか?

兼近「本当にやらなかったです」

りんたろー。「こういうものがありましたよ、ぐらいの軽いノリだけです。山添くんも手紙を持って帰ってましたからね(笑)。読んでないです」

兼近「だって、決めてたんでね。泣いたら即終了って!」

──山添さんと兼近さんの手紙をどこかで聞くチャンスは…。

兼近「その時に用意したものはないですね。僕からの手紙もないです! 捨てました!」

りんたろー。「あははっ!」

兼近「はい、ちゃんと捨てました(笑)」

りんたろー。「自分が怖くなりました。申し訳ない…」

兼近「でも、ちょっと予想してたんで。みんなは『オープニングだけで泣くわけない』って言ってたんですけど、俺だけ『あるな』って思ってたんで驚かなかったです」

りんたろー。「今考えるとコイツ振ってたんですよ、前々日くらいから! 『うわーやべえ、プレゼントも買ってねえし、どうしよっかな。いいっすよね、適当で』みたいなこと言ってたんすよ。だけど、あんなパーティーをしてくれて『ちゃんと用意してるんかい!』っていうね(笑)」

──結構、大々的にやられてた感じが伝わります。

りんたろー。「しらじらしいよね」

兼近「あはは。全部やっちった(笑)。『なんかほしいもんないっすか~』『あ~ないか!』って」

りんたろー。「あざといよ!」

──そもそも、どうしてサプライズやろうと思ったんですか?

兼近「なんでなんだろう…」

りんたろー。「でもまあ、YouTubeが軸なんですよ」

兼近「あ! そうです。YouTubeで配信しようと思いましたし、そもそもこういうのが好きなんすよ」

りんたろー。「チャラ男はサプライズ好き!」

兼近「人が驚いているのを見るのが好きなんですよ。ただのサプライズだったらやらなかったけど、“りんたろー。が泣いたら即終了”って面白いなと思って。泣いてるのにみんな帰る光景とか想像したら『これやりたーい!』ってなり、わがままを言って全員の時間を押さえてもらいました。マネジャーさんにはウソのスケジュールまでぶち込んでもらって。本当にだましたかったから! そうしないと成立しない企画じゃないですか。(りんたろー。さんの方を向いて)うっすら気付いてたら泣けないでしょ?」

りんたろー。「うん、そうね。これをやってもらったからとかではなく、僕らからの提示なんですけど、幸せなドッキリが増えたらいいなと思いましたね」

──幸せなドッキリ、すてきです!

兼近「このドッキリはたぶん幸せなドッキリだね」

りんたろー。「この間、番組でやったやつもいいドッキリだったよね」

兼近「相方がいないところで相方の悪口を言われたらその人はどういう対応をするか、っていうドッキリをやったんですよ。それはよかったっすね」

りんたろー。「そういうのが増えてくれたらいいですね」

──こんなに相方愛がすごいEXITですが、コンビ内にルールはあるんですか?

兼近「りんたろー。さんが忘れ物とか落とし物をすっげーしちゃうんですよ。だから、後ろを見て落ちているものがないか確認してますね。ルールというか、自然とこうなった感じですけどね。だって時間がめっちゃ取られるんですよ! 取りに帰ったりする時間のリスクを考えると、俺が確認すればいいだけなんで。組み立ての時から結構やってますね。先輩・後輩だと当たり前かもしれないですけど、それがいまだに続いてるって感じっすかね」

──これまでで一番大きな忘れ物は…。

りんたろー。「僕じゃないんですけど、兼近くんが岩手に行く時にタクシーにキャリーバッグを忘れてました」

兼近「あー! あった。一番大きかったっすね。値段でいうと大したことないんですけど、体積でいうと一番大きいっす(笑)」

りんたろー。「俺はもう細かい忘れ物の数がえげつないんすよね」

兼近「金額で言うとりんたろー。さんの方がね」

りんたろー。「(忘れ物を)しない日がないくらいなんすよ。矯正(の器具)を忘れたり、加熱式たばこを忘れたり…」

兼近「アクセサリーなんて当たり前のように忘れますもんね」

りんたろー。「そのたびにマネジャーさんに取りに行ってもらってます。今日もリップクリームを忘れて、昨日も携帯電話を忘れました」

兼近「りんたろー。さん、確認する癖がないんすよね」

りんたろー。「お母さんにもそれですごく怒られてました」

兼近「たぶんですけど、確認することを忘れてるんですよ(笑)」

──なるほど…。

兼近「だから、しょうがない。もうどうしようもない」

りんたろー。「無限ループ!」

兼近「だからこそ、俺が忘れ物をした時、自分にがっかりします…。確認しておけば気付けたのに忘れて、時間取られた時に『うっわ、絶対見れる時間あったわ』って落ち込みますね」

りんたろー。「まあ、基本的にはルールがないことがルールというか。それがうまくやっていく秘けつというか」

兼近「この確認することも俺が勝手にやってるだけなんで、2人のルールではないんですよね」

りんたろー。「ウソつかないとか、いつにネタ合わせするとかが普通はあると思うんですけど…。それを守らなきゃって思って変にウソついちゃってギクシャクするとかあるじゃないですか。お互いがお互いのことを考えながら、臨機応変にやっていくべきだと思っているので」

兼近「マジな話、遊びが入ってもいいんですよ。その日はやめて別日にしましょうってなりますもん」

──それって“お互いがお互いを尊敬しているからこそできること” ですよね。

兼近「そうやって書いといてください!」

りんたろー。「お願いします(笑)」

──しっかり書かせていただきます! では、最後に「ひかくてきファンです!」を楽しみにしている方へメッセージをお願いします!

りんたろー。「ファンというパッケージからその方の情報も知れるし、『こういうものが出てきてるんだぞ!』っていう全く知らないことにも触れられます。そのファンの方の熱さだったり、涙だったり…。すごく心が洗われるような、本当にいろんな感情が生まれる番組なので見てほしいです」

兼近「何かを応援しているキラキラ感みたいな。それぞれの人生に応援してくれている人がいるからこそ、新たな人生が生まれるというか、応援の多様性みたいな…。なんか難しいこと言っちゃった(笑)」

りんたろー。「いいんだよ」

兼近「いろんなことを応援して、いろんなことにハマっててもいいんだよっていう肯定感にあふれている番組だと思うので」

りんたろー。「珍しいよね。これまではイジる傾向にあったけど」

兼近「はい、ありましたね。この番組はそうじゃなくて、素晴らしいところに焦点を当てているのでジッターのみんなにも見てほしいですし、いろんなことにハマっているたくさんの人に見てほしいです」

──りんたろー。さん、兼近さん、ありがとうございました! 忘れ物の確認をお忘れなく!!

兼近「さすがにここに忘れ物したらやべーっしょ」

りんたろー。・兼近「あはは!」

りんたろー。さんのサプライズ動画「りんたろー。が泣いたら即パーティー終了ドッキリやってみたらとんでもない結末に!?」は、YouTube(https://youtu.be/ZMyYbfzwVl0)で公開中です。お世話になっているりんたろー。さんをお祝いするために、泥水すすり隊をはじめとする後輩芸人、そしてマブダチだという相席スタート・山添さんたちも集まったサプライズがまさかの…!? 涙もろいけれど気遣いを忘れないりんたろー。さんとそんなりんたろー。さんが大好きな兼近さんをはじめとする芸人さんたちの姿は要チェックですよ! もちろん、泥水すすり隊の動画配信サイトも。

さて、「すじがねファンです!」でも司会を務めた今田さん、指原莉乃さんに加えて新サブMCにEXIT、そして進行に並木万里奈アナウンサーを迎えて「ひかくてきファンです!」が4月1日にスタートします。

初回は、EXITが今気になっているという“ネットで話題の次世代アーティスト”が登場。まず1人目は、“両声類歌手”のRioさん。両声類歌手とは、ニコニコ動画でできたジャンルで、男性が女性と男性、両方の声を出して1人で2役歌える人のことを指します。彼の魅力に迫るために売れる前から応援している熱烈ファン招き、両声類歌手とはなんなのか、なぜお金を使って応援するのかに迫っていきます! そして、スタジオにも登場し、多くの人が知っているあの名曲を披露します。

2人目は“VRアイドル”のえのぐさん。SHOWROOMなどでVRゴーグルをつけて仮想空間でファンと触れ合う4人組のVRアイドル。日本最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」にも参加するなど、さまざまな場所で活躍。モニター越しに登場する彼女たちにもご注目ください。

【プロフィール】


EXIT(イグジット)
2017年12月結成。吉本興業所属のお笑いコンビ。「全ての人のつらいこと、ストレスの出口になれば」という思いから、コンビ名をEXITと命名。18年4月にヨシモト∞ホール、同年11月にルミネtheヨシモトで結成最速の単独ライブ完売を果たす。“ネオ渋谷系漫才”と称され、パリピ口調のチャラ男キャラでしゃべくり漫才を披露する。ネタはりんたろー。を中心に作成。ネタ締めのセリフは「おあとがHere We Go」や「バイブスいとあがりけり」など、チャラい言葉と古い言葉を交ぜているのも特徴の一つ。また、YouTube「EXIT Charannel」(https://www.youtube.com/channel/UCr_Zyf2yUXCyk-hUSXFqcaQ)を開設し、チャラコントや漫才などを披露している。

りんたろー。
1986年3月生まれ。静岡県浜松市出身。立ち位置、向かって左。Twitter(@rinnxofficial)、Instagram(@rinxbabygang

兼近大樹(かねちか だいき)
1991年5月生まれ。北海道札幌市出身。立ち位置、向かって右。通称・かねち。Twitter(@kanechi_monster)、Instagram(@kanechikadaiki

【番組情報】


「ひかくてきファンです!」
4月1日スタート
テレビ朝日ほか
水曜 深夜0:15~0:45

テレビ朝日担当 Y・O
撮影/尾崎篤志

© 株式会社東京ニュース通信社