今月予定の県高校春季選手権 コロナ影響 10競技中止

 4月中に開催予定だった県高校春季選手権の12競技中、3月31日までに10競技が新型コロナウイルスの影響で中止を決めた。6月の県高総体の前哨戦として重視するチームが多い大会だが、全国的な感染拡大を受けて各競技団体が判断した。
 中止となったのは▽バレーボール(18~20日)▽バスケットボール(18~20日)▽体操、新体操(29日)▽弓道(12日)▽剣道(19日)▽バドミントン(18、19日)▽ハンドボール(18~20日)▽ホッケー(12日)▽ライフル射撃(4日)▽水泳(29日)。
 25、26日に予定していたソフトボールは、九州大会の予選となっているため、当面の措置として月内開催を見送った。25日予定のフェンシングは判断を先送りしている。
 全国高校7人制ラグビー県大会は、開催日を11、12日から18、19日へ1週間延期していたが、再延期を決定。5月中の開催を目指している。
 問題が長期化すれば、6月5日開幕の県高総体への影響も懸念される。県高体連の岡崎天一理事長は「現在のところ、インターハイも実施となっているため、県高総体も実施する。状況が状況なだけに、多方面から情報を集めて、どのような形で開催できるかを考えたい」としている。

© 株式会社長崎新聞社