東日本大震災・原子力災害伝承館 初代館長に高村氏

アーカイブ施設 福島で7月 開館 長崎大発表

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高村昇氏

 長崎大は31日、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県双葉町で7月に開館予定の「東日本大震災・原子力災害伝承館」の初代館長に、同大原爆後障害医療研究所教授の高村昇氏(51)が就任すると発表した。非常勤で、任期は4月1日から5年間。
 高村氏は長崎市出身。1997年に同大医学部大学院医学研究科を修了した。東京電力福島第1原発事故直後の2011年3月には福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。以来、福島の復興支援に取り組んでいる。
 伝承館は、震災と原発事故の記録や教訓を映像や実物資料で伝えるアーカイブ施設で、福島県が建設を進めている。地上3階建てで、延べ床面積約5300平方メートル。館長以下約30人のスタッフが運営に携わる。
 就任にあたり高村氏は「これまでの復興支援に加え、多くの人に福島に来て学んでもらい、伝承館が『知の交流拠点』となるよう努めていく。長崎と福島との連携も強めていきたい」とコメントした。