2010年代最高のファーム組織は? MLB公式サイトが特集

メジャーリーグ公式サイトのジム・キャリスは、各球団のファーム組織が輩出したメジャーリーガーの質と量を総合的に評価して、2010年代最高のファーム組織として上位10球団を選出した。1位に選ばれたのはフレディ・フリーマンやロナルド・アクーニャJr.といったスター選手を次々に輩出し、10年間で5度のポストシーズン進出を果たしたブレーブス。上位10球団には直近10年間でワールドシリーズ制覇を成し遂げた球団が6つ含まれており、ファーム組織の充実がチームの勝利につながることを裏付ける結果となった。

1位のブレーブスは、フリーマンとアクーニャJr.のほかにも、アンドレルトン・シモンズ、ジェイソン・ヘイワード、クレイグ・キンブレル、オジー・アルビーズ、マイク・ソローカなど好選手を次々に輩出。フリオ・テーラン、マイク・マイナー、アレックス・ウッド、ダンズビー・スワンソン、マックス・フリードなどもブレーブスで育った選手だ。

2位はMVP(ホゼ・アルトゥーベ)とサイ・ヤング賞(ダラス・カイケル)の受賞者を誕生させ、新人王も2人(カルロス・コレアとヨルダン・アルバレス)輩出したアストロズ。アレックス・ブレグマンやジョージ・スプリンガーもおり、J.D.マルティネスもアストロズ出身だ。

3位はムーキー・ベッツを育て上げたレッドソックス。ドラフトの6巡目でアンソニー・リゾー、9巡目でトラビス・ショウ、17巡目でジョシュ・レディックを指名するなど選手を見る目も確かで、ザンダー・ボガーツ、ヨアン・モンカダ、ラファエル・デバースなど国際フリーエージェント市場でも逸材の獲得に成功した。

アストロズとレッドソックスのほか、4位のカブス、5位のナショナルズ、7位のカージナルス、10位のロイヤルズが直近10年間でワールドシリーズ制覇を経験。8位のドジャースも好選手を次々に輩出し、地区7連覇を継続中だ。6位にはポール・ゴールドシュミットらを育てたダイヤモンドバックス、9位にはジャンカルロ・スタントンやクリスチャン・イェリッチを輩出したマーリンズがランクインしている。

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