旭化成、サ高住強化へ介護施設運営企業に出資

旭化成ホームズ(東京都千代田区)は4月1日、介護施設運営を行うシマダリビングパートナーズ(東京都渋谷区)の株式の30%を3月31日付で取得したことを発表した。資本業務提携でサービス付き高齢者向け住宅の開発・運営を強化する。

旭化成ホームズは主に東京都内でシニア向け賃貸住宅「へーベルヴィレッジ」69棟892戸を運営している。さらに要介護期に入居できるサ高住として「ヴィラージュリーシュ」シリーズを立ち上げて、2019年10月に東京都練馬区で53戸の第1弾物件「ヴィラージュリーシュ上石神井」を開設した。

シマダでは12施設・587戸の高齢者向け住宅の運営を行っている。旭化成ホームズでは資本業務提携で「ヴィラージュリーシュ上石神井」以外に、シマダが運営する高齢者向け住宅「ガーデンテラス」シリーズの都内5施設を、入居先として案内できるようになるという。戸建てや「へーベルヴィレッジ」からの住み替え需要の取り込みを図っていく。

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