Pix4D、フォトグラメトリー・ドローンマッピングと新世代分析ツール発表

Pix4DsurveyはSfMとCADの間のギャップを埋める

Pix4D株式会社は、近年の業界課題に対応する次世代のソフトウェア「Pix4Dsurvey」「Pix4Dmatic」「Pix4Dinspect」「Pix4Dscan」の商用リリースを発表した。

同製品は、ユーザーやパートナーとの緊密なコラボレーションを通じ開発され、各業界のプロフェッショナルなユーザーに貢献するとしている。

Pix4DsurveyとPix4Dmaticで画期的な進化を

デジタル写真測量は現代の測量従事者のツールキットの不可欠な一部であり、世界中で何百もの新しいドローンマッピングビジネスの立ち上げに貢献している。Pix4DsurveyとPix4Dmaticは地理空間業界の主要な課題に対処するフォトグラメトリーの次のステップだ。

Pix4Dsurveyは、点群データをCADで使用出来る形式に変換することでデジタル写真測量とCADの間のギャップを埋める。rayCloudの環境により、どんな要素でもベクトル化することが可能だ。測量にかかる全体の時間を大幅に削減し、測量やマッピングのプロフェッショナルの可能性を広げる。現在トライアルおよび購入が可能。

オリジナルの画像も活用して点群から要素抽出してCADへ

Pix4Dmaticは、新しいスケールで精確なドローンマッピングを可能とする新しいフォトグラメトリ―(SfM)ソフトウェア製品。最新世代のドローンのために構築され、測量レベルの精度を維持しながら何千もの画像を処理するように最適化されており、大規模なプロジェクトにおける画像から点群生成までにかかる時間を半減する。Pix4Dmaticのベータプログラムは、現在参加希望者を受付中だ。

また、フォトグラメトリー(SfM)デスクトップソフトウェアであるPix4Dmapperに新しいアップデートがあり、version 4.5がダウンロード可能となっている。画像のキャリブレーションと点群生成がそれぞれのステップで平均20%高速化し、ユーザーはこれまで以上にプロジェクトを速く処理することが出来る。

Pix4Dmapper version4.5

Pix4DscanとPix4Dinspectで産業点検を自動化

産業施設とインフラのマニュアル点検は、時間と費用がかかり、さらに危険を伴う場合があるが、Pix4DsanとPix4Dinspectがそれを変えるという。

Pix4Dscanは複雑な構造物に対応するドローン飛行アプリ

Pix4Dscanは、複雑な構造物に対応するように設計されたドローン飛行アプリ。Pix4Dinspectはクラウドベースのソフトウェアであり、市場トップのPix4Dのフォトグラメトリーでモデリングされた資産のデジタルツインを管理し、点検できる分析プラットフォームだ。併せて、産業点検とアセット管理のエンドツーエンドのソリューションを提供する。

Pix4Dinspectでモデル化した通信タワー

改善された新しいPix4Dのトレーニングプラットフォームと提供内容

Pix4Dのトレーニングプラットフォームは新しくなり、今まで以上に簡単なアクセスが可能となった。簡単なコツのビデオから正式な認定テストまで、全てのリソースを見ることができる。

Pix4Dの創立者でCEOのChristoph Strecha氏は次のようにコメントしている。

このモバイル、クラウド、そしてデスクトップソフトウェアのセットはドローンマッピングの応用に大幅な進化をもたらす。徐々に大きくなるプロジェクトサイズに対応し、今まで以上にデータをアクションに繋げていけることに自信を持っている。これらの製品は効率性を向上し可能性を広げ、プロフェッショナル達の働き方に革命を起こすだろう。

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