イチローが同点弾&サヨナラV決定打 オリが“伝説”の優勝決定試合公開、ファンも歓喜

オリックスの96年日本一に貢献したイチロー氏(右)と田口壮氏【写真:橋本健吾、Getty Images】

1996年のV決定試合をYouTubeで公開、ファンから「イチローの喜び方かわいい」の声も

 オリックスが1日、球団公式YouTubeで1996年のリーグ優勝を決めた試合のプレイバック動画を公開。堪らないものとなっており、ファンを喜ばせている。

 オリックスがこの日公開したのは1996年9月23日、グリーンスタジアム神戸(現ほっともっとフィールド神戸)で行われた日本ハム戦。仰木彬監督の下で、優勝へのマジック「1」として迎え、2年連続のリーグ優勝を決めた一戦だ。

 この試合、1点を日本ハムに先制されたオリックスだったが、2回に高橋智の2ランで逆転に成功。日本ハムに再び逆転されるも、6回には岩本勉からイチローが同点弾を放って試合を振り出しに戻した。7回には田口壮、大島公一が適時打を放って勝ち越しに成功したが、8回に3点を失って再び逆転を許した。

 1点ビハインドのまま9回2死。だが、ここで奇跡の1発が飛び出す。あとアウト1つとなったところで代打D・Jが起死回生の同点弾。またしても追いつくと、延長10回、イチローが左翼線を破る一打。左翼がこのクッションボールの処理に手間取る間に一塁走者だった大島が一気に本塁へと生還。劇的なサヨナラ勝ちで優勝を決め、二塁ベース付近で飛び跳ねて喜ぶイチローの姿も映像には残されている。

 この年は日本シリーズで巨人を破り、悲願の日本一まで駆け上がったオリックス。阪神大震災で被災した神戸市民を勇気付ける日本一で、この年以降、オリックスは優勝から遠ざかっている。この動画にファンは「イチローの喜び方かわいい」「これは永久保存版」「これはやばい。マジで泣ける」と歓喜の声をあげている。(Full-Count編集部)

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