新型コロナ 茨城で初の死者2人、入院の70代男女 看護師ら新たに18人感染 計42人に増える

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新型コロナウイルス感染者2人の死亡を受け、記者会見する木庭愛県保健福祉部長(中央)ら=県庁

茨城県は1日、新型コロナウイルスに感染して県内の感染症指定医療機関に入院していた70代女性と70代男性の2人が同日、死亡したと発表した。県内で感染者が死亡したのは初めて。遺族の意向で病状などは明らかにしていない。併せて、県内で新型コロナウイルスの感染が新たに18人確認されたことも判明。このうち神栖市の障害福祉サービス事業所の利用者ら7人の感染が新たに分かり、クラスター(感染者の集団)が発生した可能性が高いつくば市の介護老人保健施設とJAとりで総合医療センター(取手市)でも複数の感染者が出た。

県内の感染確認は1日現在で計42人となった。

県によると、亡くなった2人はいずれも同医療センターに入院中だった。70代男性については昨年12月から別の病気で入院中だった。県は詳しい病状のほか、居住地や死因なども遺族の強い意向により公表を見送った。

県によると、千葉県東庄町の障害者福祉施設「北総育成園」で発生した集団感染で、陽性となった人の濃厚接触者(家族)2人に対してPCR検査を実施したところ、1人の陽性が確認された。感染したのは神栖市の40代女性で、1日までに38度台の発熱やせきなどの症状があった。

また、同施設の集団感染で陽性となった人が通所していた神栖市の障害福祉サービス事業所「ハミングハウス」の濃厚接触者11人に対し、同検査を実施したところ、施設利用者4人、職員3人の計7人の感染が判明。全員、神栖市居住。年齢は20〜50代の男女で、発熱や頭痛の症状があった人のほか、無症状の人もいた。

新たに陽性が確認されたうち5人は、介護老人保健施設「アレーテル・つくば」(つくば市)の施設入所者で、この施設の感染者は計10人となった。内訳は、つくば市の90代男性▽同市の90代女性▽桜川市の80代女性▽つくば市の80代女性▽同市の90代男性。うち3人が発熱やせきの症状があり、2人は症状なし。施設入所者や職員ら25人は陰性だった。

3人はJAとりで総合医療センター(取手市)の看護師と入院患者で、同センターの感染者は陽性患者の家族も含めて計10人となった。3人のうち、牛久市の40代看護師女性は3月31日に陽性が判明。別の40代看護師女性、つくばみらい市の70代男性の2人の症状などは調査中。

残り2人のうち1人は、31日に感染が判明した古河保健所管内に実家がある東京都の20代男性の家族の80代無職男性で軽症。家族3人は陰性だった。

もう1人は、筑西市の30代のリハビリ専門職の医療従事者の男性で軽症。渡航歴はない。