<レスリング>UNIVAS「パーソン・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞に藤井達哉(青山学院大~後藤回漕店)

藤井達哉(青山学院大~後藤回漕店)

 一般社団法人大学スポーツ協会は3月27日にインターネットで「UNIVAS Awards 2019-20」各部門の最優秀賞を発表。「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(文武両道を実践し、他の模範となる運動部学生)の最優秀賞に、レスリング・男子グレコローマンで全日本選手権3連覇を達成した藤井達哉選手(青山学院大)を選出した。

 同部門には、世界選手権3位の川井友香子選手(至学館大)を含め優秀賞として7選手が選ばれており、その中で藤井選手が最優秀に選ばれた(関連記事)。

 藤井達哉選手の話「最優秀賞という大きな賞を頂き、今までの行動、結果が評価されているようでとても嬉しいです。競 技面だけではなく、学業面でも成果を残したいと考えていたので、限られた条件の中での両立できるよ う苦慮しました。自分で考えたことが上手くいくまでに何度も失敗しましたが、周りの人達の助言を貰 いながら少しずつ成果を積み上げていくことが出来ました。将来は今まで培ってきたものを後進に伝え ていきたいと考えています」(UNIVASホームページ掲載)

2024年パリ・オリンピックを目指し、全日本合宿で練習する藤井

 同選手は、日本オリンピック委員会(JOC)のアスナビ(就職支援制度)によって4月から後藤回漕店に所属し、2024年パリ・オリンピック出場を目指して選手活動を続ける。東京オリンピックの代表に内定している川井選手はジャパンビバレッジへ進む。

 なお、3月26日には各部門の入賞者・団体が発表され、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(文武両道を実践し、他の模範となる運動部女子学生)に世界選手権2位の向田真優選手(至学館大)、「アルムナイ・オブ・ザ・イヤー」(卒業後、社会に貢献したOB・OG)に川井梨紗子選手(至学館大OG=ジャパンビバレッジ)が、それぞれ選ばれた。

 川井友香子選手と同じく東京オリンピック代表内定の向田選手は、ジェイテクトに進む。

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