HTB北海道テレビで4月4日、テレメンタリー2020「おっぱい2つとってみた～46歳両側乳がん～」（午前11：10、北海道ローカル ※テレビ朝日系列局でも放送https://www.tv-asahi.co.jp/telementary/timetable/）が放送される。乳がんと判明した同局ディレクターが、自分の入院生活や手術、その後の治療をカメラに収め、「がんと生きていく」ことを体験者として伝える渾身（こんしん）のドキュメンタリーだ。
日本人女性の11人に1人がかかるといわれる乳がん。乳がん検診の啓発活動、ピンクリボン運動を応援してきた同局報道部でニュースデスクを務めるディレクター・阿久津友紀（46歳）がまさかの乳がんになった。しかも、両側。一気に両胸を失う不安を抱え、両胸の再建を考えて病院を選んだが、なんと手術前日にその人工乳房が使用不可能に。3時間以上にわたった手術、その後の治療、生活、仕事、家族…そして自分の未来は？ 両胸を同時に失ったディレクターが、患者として、テレビウーマンとして、乳がんと向き合う。
働く世代のがんは家族も巻き込み、子育て世代を直撃する。特に女性は非正規雇用も多く、課題は多い。「治療で会社を休む、がん患者を雇う正規雇用はありません」は、同番組作成のきっかけともなった、同局の特集（2019年10月21日「イチオシ!!」内）の放送後に寄せられた患者からの思いだ。
個別化医療が進む乳がん。同番組では、ディレクター自らが患者会などに参加しながら、乳がんと生きる患者の声もつむぐ。
