AR三兄弟・川田十夢がテキストによって事象の拡張を試みた文学的スケッチ。約10年分のTV Bros.連載、初の単行本化

現実的ではないけど、拡張現実的ではある。

2011年4月~20年2月まで、雑誌「TV Bros.」でおよそ10年間にわたって連載されたコラムが初の単行本化。「拡張現実的」(川田十夢/著)が4月2日に発売される。

通りすがりの天才・川田十夢が、言葉と文体によって事象の拡張を試みた文学的スケッチ。創作のアイデア、未来への提言、過去のサンプリング、現在芸術論、クールな時評からハートウォームなエッセーまで、膨大な思索が濃縮してつづられた高密度テキストの集大成だ。

さらに、WEBマガジン「フイナム」とウェブニュースメディア「QJWeb クイック・ジャパン ウェブ」に書き下ろした原稿も収録されている。

【プロフィール】


川田十夢(かわだ とむ)

1976年熊本県生まれ。99年にミシンメーカーへ就職、面接時に書いた「未来の履歴書」に従い、全世界で機能する部品発注システムやミシンとネットをつなぐ特許技術発案などを一通り実現。09年に独立、やまだかつてない企画開発ユニット「AR三兄弟」の公私ともに長男として活動を開始。ジャンルとメディアを横断し、AR(拡張現実)技術を駆使したプロダクツやエンターテイメントの企画・開発・設計を担う。主なテレビ出演に「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)、「情熱大陸」(TBS系)、「課外授業 ようこそ先輩」(NHK)、「白昼夢」(フジテレビ系)、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日ほか)など。ユニコーン、真心ブラザーズ、BUMP OF CHICKENといったミュージシャンとのコラボレーション、「自販機AR」(コカ・コーラ)、「星にタッチパネル劇場」(六本木ヒルズ)、「ワープする路面電車」(広島)、新海誠監督のアニメーション作品のAR化など、劇場からミュージアム、音楽からアニメーションに至るまで多岐にわたる拡張を手掛ける。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査員。毎週金曜午後8時から放送のJ-WAVE「INNOVATION WORLD」のナビゲーターも務める。

川田十夢 公式Twitter : https://twitter.com/cmrr_xxx

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