境町 正規職員採用に喜び 「氷河期世代」3人辞令

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辞令交付後、研修に臨む須長早苗さん=境町役場

境町は、バブル崩壊後の就職難の時期に社会人になった「就職氷河期世代」を対象にした正規職員の採用を実施し、採用された3人に1日、辞令が交付された。

氷河期世代のフリーターは少なくとも50万人といわれ、境町総務課は、内閣府の「就職氷河期世代支援プログラム」に沿って、1974年4月2日〜84年4月1日生まれの男女を対象に募集し、県内15人、県外16人の計31人から応募があり、当初計画の1人より2人多い計3人を採用した。

この日、3人は、今年採用されたほかの4人と共に橋本正裕町長から辞令の交付を受けた後、早速、役場庁舎内で研修に臨んだ。

3人のうちの一人、須長早苗さん(41)は境町の臨時職員として昨年度から勤務しており、「大学生からの夢だった正規職員になれてうれしい」と喜んだ。

須長さんは、新型コロナウイルス感染が終息した後、町の姉妹都市になっているフィリピンのマリキナ市に初の駐在員として派遣される予定で、同国では、町の国際交流事業に取り組む。

須長さんは「この年でいただけたチャンス。一日でも早くフィリピンに行って、これまでの経験を生かしながら町のために働きたい」と意欲を示した。(小室雅一)