長崎県内企業で入社式 希望胸に社会人の決意 コロナで時間短縮 テレビモニター活用

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入社セレモニーでテレビモニターを見ながら拍手をする楽天損保の新入社員ら=長崎市、クレインハーバー長崎ビル

 新年度を迎えた1日、県内企業では入社式や入行式があった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各社は式の時間を短縮したりテレビモニターを活用したりして例年と異なる対応を取った。新入社員はそれぞれの希望を胸に、社会人としての一歩を踏み出した。
 1日に長崎市で業務を開始した「楽天保険グループ 長崎ビジネスセンター」では、県内出身の新入社員43人が新たなスタートを切った。感染予防のため一堂に会する入社式を取りやめ、別室の役員らとテレビモニターでつないだ。
 センター責任者で楽天インシュアランスホールディングスの坂本真樹執行役員は「長崎で働く人の協力が必要。一緒に頑張っていきましょう」と別室からあいさつ。新入社員の宮地聖香さん(33)は取材に「たくさんのことを吸収し、オープニングスタッフとして支えていきたい」と抱負を語った。
 10月に合併する十八銀行(長崎市)と親和銀行(佐世保市)。佐世保市内で開いた初めての合同入行式は、新入行員全員にマスク着用を求め、座席の間隔を空けて実施した。親和銀の吉澤俊介頭取は「新型コロナウイルスの影響で世界的に経済活動は縮小している。地域金融機関として地元企業に対しさまざまな支援をしている」と語り、十八銀の森拓二郎頭取は顧客本位の業務運営や地域経済への貢献に言及し「長崎をポテンシャルの高い輝く地元にしていこう」と呼び掛けた。
 総合建設業、西海建設(長崎市)の入社式は、役員らの出席者を例年の3分の1程度に縮小し時間を短縮。寺澤孝憲社長は「新型コロナウイルスの影響で出席者が少なく、寂しい気もするが逆に記憶に残ると思う」。新入社員の石丸弘嗣さん(22)は取材に「大きな仕事に携わることができるように頑張りたい」と語った。
 23人が入社した佐世保重工業(SSK、佐世保市)は、例年より席の間隔を広げた。森三四副社長は「伝統にとらわれず、これまでのやり方を変革していく人材に育つことを期待している」とあいさつ。新入社員代表の平田直哉さん(24)が「若い力を発揮して会社発展のために頑張る」と決意を述べた。

新入社員を代表し、決意の言葉を述べる平田さん=佐世保市立神町、SSK