人気の2台買うならどっちがイイ!? トヨタ RAV4 & マツダ CX-5を徹底比較!

RAV4 vs CX-5

RAV4は2種類・CX-5は4種のエンジンから選べる

トヨタ 新型RAV4 グレード:HYBRID G│ボディカラー:シルバーメタリック│内装色(シート表皮):ブラック(合成皮革)│駆動:E-Four(電気式4WDシステム)
マツダ 新型CX-5

ボディサイズはほとんど同じ両車だが、実はラインアップには結構な違いがある。2.5Lのハイブリッドと2Lのガソリンという2種類のパワートレインを持つRAV4。それに対しCX-5は、2Lのガソリン、2.5Lのガソリン、2.5Lのガソリンターボ、そして2.2Lのディーゼルターボと4種類を用意。

トヨタ 新型RAV4 グレード:Adventure│ボディカラー:アッシュグレーメタリック×アーバンカーキ│内装色(シート表皮):オーキッドブラウン(合成皮革/スポーティタイプ)│駆動:4WD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)
マツダ CX-5 グレード:XD Excluslve Mode

さらにミッションもRAV4が電気式無段変速機(ハイブリッド)とCVT(ガソリン)と、どちらも無段階変速である。

一方のCX-5は全車6速ATを基本とし、ディーゼルモデルにはこのクラスの車両としては異例の6速MTが用意されており、両社のキャラクターは明確に異なっている。

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RAV4は4WD、CX-5はFFモデルが人気

価格帯はRAV4が260万8200円〜381万7800円、CX-5が261万8000円〜365万7500円となっている。

トヨタ 新型RAV4 グレード:Adventure│ボディカラー:アッシュグレーメタリック×アーバンカーキ│内装色(シート表皮):オーキッドブラウン(合成皮革/スポーティタイプ)│駆動:4WD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)
マツダ 新型CX-5

人気のグレードはRAV4が2Lガソリンエンジンを搭載したAdventure(313万7400円)、CX-5が2.2Lディーゼルターボエンジンを搭載したXD PROACTIVEのFFモデル(317万3500円)となっており、300万円少々の価格帯のモデルに人気が集まっているようだ。

走りの性格は真逆! 力強いのはCX-5のターボ

マツダ CX-5 グレード:25T L Package

エンジンはどちらかというと主張しすぎず縁の下の力持ち感を思わせるRAV4に対し、CX-5のターボモデル(ガソリン及びディーゼル)は、圧倒的なトルク感で巨体をグイグイ引っ張ってくれる。

トヨタ 新型RAV4 グレード:HYBRID G│ボディカラー:シルバーメタリック│内装色(シート表皮):ブラック(合成皮革)│駆動:E-Four(電気式4WDシステム)

この辺りは好みの問題にもなるが、RAV4が物足りないと感じる人もいれば、CX-5が演出過多と感じる人もいると思うので、比較検討する際は乗り比べてみることをオススメしたい。

どちらも悪路走破製はかなり高い!

トヨタ 新型RAV4 4WDシステム概要 

RAV4は3種類の4WDシステムを用意している。中でもAdventureとG“Z package”に搭載されているダイナミックトルクベクタリングAWDは後輪の左右トルクを独立制御し、オンロード、オフロードどちらでもグイグイ曲がってくれる、といったSUVでありながら心地よいハンドリングが魅力。

マツダ CX-5を商品改良

一方のCX-5には路面状況をいち早く予測して駆動力を自動制御するi-ACTIV AWDが用意され、4WD車には悪路を含めた幅広い路面環境での走りをサポートするオフロード・トラクション・アシストも用意。2WDを含めた全車にG-ベクタリングコントロールプラスが標準装備されている。

両車燃費・先進安全装備ははほぼ同格

燃費は同じ2Lガソリンの2WDで比較するとRAV4が15.8km/Lなのに対し、CX-5は14.6km/Lとなっている。

一方、最も燃費の良いグレードで比較するとRAV4がハイブリッドの2WDモデルで20.6km/L、CX-5はディーゼルターボの2WD、6速MTのモデルで19.4km/L(6速ATは17.4km/L)となる。

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燃料コストで考えれば軽油を使うCX-5の方が経済的だが、専用のエンジンオイルが必要となる点なども考えると判断は難しいところ。ハイブリッドもディーゼルターボも、ランニングコストではなく走行性能に魅力を感じた人が選ぶものと言える。

先進安全装備については両車、ほとんどの装備が標準装備されている。

だが、CX-5が全車「サポカーS・ワイド」に該当するのに対し、RAV4は一部グレードで「サポカー」にとどまっている。ただし、メーカーオプションでインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を装着すれば「サポカーS・ワイド」になる。

どちらも運転しやすいが、試乗をオススメ

トヨタ 新型RAV4 グレード:HYBRID G│ボディカラー:シルバーメタリック│内装色(シート表皮):ブラック(合成皮革)│駆動:E-Four(電気式4WDシステム)
マツダ 新型CX-5

運転のしやすさはどちらも着座位置の高いSUVタイプなだけに良好な印象だが、ドライバーの着座位置や体格によっては見切りが悪く感じる部分がある。やはり実際に試乗してみることをオススメしたい。

デザインも真逆! 都会的なのはCX-5

トヨタ 新型RAV4 グレード:HYBRID G│ボディカラー:シルバーメタリック│内装色(シート表皮):ブラック(合成皮革)│駆動:E-Four(電気式4WDシステム)
マツダ 新型CX-5

外装のデザインはいかにもSUVらしいアグレッシブなデザインのRAV4に対し、CX-5はマツダの魂動デザインを採用したスマートなデザインが特徴的。

イメージ的にはアウトドアレジャーで使い倒すのが似合うRAV4に対して、都市部のビル街でも違和感のないCX-5といったところだろうか。

RAV4は都会派&悪路向きの2つを用意

トヨタ 新型RAV4 グレード:Adventure│ボディカラー:アッシュグレーメタリック×グレーメタリック│内装色(シート表皮):オーキッドブラウン(合成皮革/スポーティタイプ)│駆動:4WD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)
トヨタ 新型RAV4 グレード:Adventure│ボディカラー:アッシュグレーメタリック×アーバンカーキ│内装色(シート表皮):オーキッドブラウン(合成皮革/スポーティタイプ)│駆動:4WD(ダイナミックトルクベクタリングAWD)

グレードが変わっても大きく見た目が変わらないCX-5に対して、RAV4はよりSUVらしいスタイルをまとった「Adventure」グレードが用意され、このグレードのみツートーンカラーが設定されている。

便利機能はRAV4に軍配?

また、両車電動リアゲートの設定されている。RAV4には足先を入れることでハンズフリーで開閉できる機能が用意されているなど、この辺りにもキャラクターの違いが見て取れる。

まとめ! 買う前に必ず試乗を

RAV4 vs CX-5

クロスオーバーSUVと一括りにしてしまいがちではあるが、同じ車格の2台を比べるだけでもここまでの明確な違いがあるということがおわかりいただけただろうか。

人気のジャンルだけに各メーカー力を入れて自分たちの色を出しているということなのだろう。それだけに選ぶ側もしっかり比較検討して、自分にあった1台を見つけたいものである。

【筆者:小鮒 康一】

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