植木でシーサー 通行人の目を集める 新上五島町有川郷

 住宅街に緑色の“怪物”が出現-。新上五島町有川郷の中野彰さん(77)は、自宅前の植木をシーサーの形に剪定(せんてい)し、通行人の目を集めている。
 登下校する近くの児童らを楽しませようと、15年前に制作に着手し、約5年間かけて完成した。沖縄旅行の思い出を基に、約3メートルの高さまで育てたマキの葉を切りそろえ、舌を出した様子を表現。漂着ごみで目も作った。
 旅行者らが写真を撮り、会話のきっかけになったことも。「子どもたちだけでなく大人との交流もできた」と中野さん。沖縄では魔よけとされるシーサーだが、縁結びの御利益もあったのかも。

 


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