【新型コロナ】川崎の70代男性死亡 神奈川県内も感染最多25人

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内では2日、1日当たりの感染確認者数が初めて20人を超えた。川崎市では、幸区在住の70代の会社員男性が同日死亡した後に感染していることが判明し、80代の妻の感染も確認された。県内の死者数は7人になった。新たな感染者は計25人。

 県所管域では、鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)で20代の男性会社員、厚木保健福祉事務所管内(厚木、海老名、座間、大和、綾瀬市、愛川町、清川村)で50代の男性獣医師、小田原保健福祉事務所管内(小田原、南足柄市、中井、大井、松田、山北、開成、箱根、湯河原、真鶴町)で20代の男子学生の計3人。いずれも軽症。男性会社員は1日に感染が発表された50代女性と同居する家族。

 横浜市は、市内に住む20~60代の男女9人で、うち60代男性の1人が重症。50代の男性会社員は全日空の機長で、同社が2日にホームページで公表した。3月14日の成田発ニューヨーク行きと同16日のニューヨーク発羽田行きに乗務。乗客や社員に濃厚接触者はいないという。

 川崎市は、20~80代の男女9人。うち高津区に住む50代の女性会社員は、夫の感染が既に判明していた。

 相模原市は、市内在住の20代の男性会社員と60代の無職女性の計2人で、いずれも軽症。男性は発熱後、市内の飲食店で妻と両親と食事を取った。一時解熱し、勤務する市内の会社で事務作業を行った。女性は3月31日に感染が確認された40代女性の母親。

 横須賀市は、市内在住の60代の無職女性。軽症で3日に入院する予定。茅ケ崎市は、市保健所管内(同市、寒川町)に住む20代の男性会社員で軽症。

© 株式会社神奈川新聞社