三菱自、国内で自動車生産を停止 水島は6日から23日まで

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新型コロナの影響で全面的な生産停止に追い込まれる三菱自水島製作所=倉敷市水島海岸通

 三菱自動車(東京)は2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的に自動車需要が急減しているため、主力生産拠点の水島製作所(倉敷市水島海岸通)などグループの全ての国内工場で自動車生産を一時停止すると発表した。

 水島製作所は、普通車生産の組み立てラインを6日から23日まで停止する。3月27日から軽自動車のラインも止めており、全面的な生産停止に追い込まれる。

 同製作所は2019年の生産台数が約31万9千台と国内全体(約61万9千台)の5割強を占めた。普通車はスポーツタイプ多目的車(SUV)の「RVR」と、18年に普通車に規格変更した電気自動車「アイ・ミーブ」の2車種を製造。軽自動車は「eKスペース」など5車種を手掛ける。

 同社によると、世界的な感染拡大で欧米向けが中心のRVRなどの販売が見込めない状況という。10日まで生産を止める軽自動車と合わせ、最大約1万3500台の減産となる見込み。

 生産ラインや工程管理の従業員約3千人の雇い止めや配置転換はせず、一時帰休させて休業手当を支払う予定。総務部門などは業務を続ける。新入社員も出勤して研修を受ける。三菱自は「雇用維持に努めるとともに、地元協力会社への影響を調査し、支援を検討していく」としている。

 別のSUVなどを製造している岡崎製作所(愛知県岡崎市)が9~17日、子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)が13~20日、それぞれ生産を取りやめる。