名外野手・エドモンズ 新型コロナ陽性も現在は回復

元オールスター外野手で、現在は「FOX Sports Midwest」の解説者を務めているジム・エドモンズは、現地時間4月1日の夜にSNSを更新し、新型コロナウイルスに感染したことを公表した。現在49歳のエドモンズは、呼吸困難で緊急治療室に入ったことを先週末にインスタグラムで明らかにし、肺炎と診断されたことを公表。新型コロナウイルスについては検査の結果待ちとなっていたが、陽性反応が出たようだ。ただし、体調はすでに回復しているという。

インスタグラムのストーリー機能を使用して投稿されたビデオのなかで、エドモンズは先週末から自宅で安静にして順調に回復し、現在は「体調が非常に良い」ことを明らかにした。エドモンズによると、周囲の人々の話をしっかり聞き、指示通りに隔離生活を送っていたようだ。

また、エドモンズは古巣・カージナルスのスプリング・トレーニングにインストラクターとして参加していたため、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長はエドモンズの行動記録を辿っていることを明らかにした。モゼリアックによると、フロリダ州ジュピターのキャンプ施設に滞在していたときに、エドモンズがウイルスを保持していたかどうかは不明だという。

エドモンズはビデオのなかで「今回のこと(新型コロナウイルス)を軽く見てはいけません。もし体調が良くなければ医者へ行ってください。もし呼吸できなければ緊急治療室へ行ってください。軽く見てはいけません。体調にお気をつけて」とメッセージを発信している。

現役時代のエドモンズはハイレベルな攻守を兼ね備えた中堅手としてエンゼルスやカージナルスで活躍し、オールスター・ゲームに4度選出されたほか、ゴールドグラブ賞を8度受賞。2006年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。1997年6月のロイヤルズ戦で見せた背走ダイビングキャッチや2004年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦(対アストロズ)でのダイビングキャッチは、歴史に残る好プレイの1つとして現在も語り継がれている。

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