山口県の有効求人倍率、4カ月連続低下 山口労働局の基調判断も3年4カ月ぶりに下方修正

 山口労働局はこのほど、山口県内の2月の雇用情勢を発表した。

 基調判断は「県内の雇用情勢は、求人が求職を大幅に上回って推移しているが、新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に十分注意する必要がある」とした。1月までは「改善が進む」との表現が盛り込まれていたが、3年4カ月ぶりに下方修正された。

 有効求人倍率は1.42倍。昨年10月の1.61以降、11月は1.60、12月は1.59、1月は1.47で、4カ月連続で低下した。また、2年4カ月ぶりに1.5倍台を下回った前月に続き、2カ月連続の1.4倍台だった。有効求人数は2万7241人(前月比2.8%減)、有効求職者数は1万9162人(同0.3%増)だった。

 ハローワーク山口管内を見ると、2月の有効求人倍率は1.47倍。ちなみに、1年前の同月は、2.08倍だった。

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