十日町 今冬積雪103年間で最少 最深72センチ 平年の3分の1

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毎年の最深積雪をポールで示している森林総合研究所十日町試験地。今冬は手前の短いポール=十日町市川原町

 この冬に新潟県十日町市で最も積もった雪の深さ(最深積雪)は72センチで、1918(大正7)年以降で最少だったことが2日、森林総合研究所十日町試験地(同市川原町)の観測で分かった。103年間で最も積雪が少なく、記録的な暖冬少雪を裏付けた。

 十日町試験地は、林野庁所管の国立研究開発法人森林研究・整備機構の出先機関。1917年に開設され、森林の治水や雪氷災害を研究する傍ら、気象や積雪の観測を続けている。

 同試験地によると、72センチを記録したのは2月11日。これまで最少だった81センチ(89年、2007年)を下回った。最深積雪の平年値は214センチで、今冬は平年の3分の1だった。

 また、積雪を合計した累積降雪量も今冬は347センチ(4月1日時点)で、最も少なかった1989年の481センチを大きく下回った。

 新潟地方気象台の観測でも、今冬の十日町市の最深積雪は68センチで、記録の残る1981年以降で最も少ない。

 同気象台は、今冬は北極に寒気が蓄積して日本付近に流れ込みにくかったことと、偏西風が北に蛇行し、暖かい空気に覆われやすかったことで暖冬少雪になったとしている。