那覇一文字でタマン爆釣

 フカセ釣りで実績のある久山一成さんだが、時期になるとタマンも狙うマルチな釣り師だ。このシーズンは友人同士で開催しているタマンダービーのためにタマンを狙う機会が多い。

 3月21日は1泊2日で釣り仲間と2人で那覇一文字に出掛け、67.5センチ・4.01キロを筆頭に5匹のタマンを釣り上げ、友人も65センチを筆頭に4匹のタマンを釣り上げた。

 3月28日も1泊2日でタマン釣りに出掛けた。午前4時の船で一文字に渡ると、夜が明けるまでタマン狙いの竿(さお)を1本出して、フカセ釣りの準備をしていると、62センチのタマンが釣れた。日中はフカセ釣りで40センチ弱のヒレーカーなどを釣り上げ、夜になると本格的にタマンを狙って3本のタマン竿を出した。

 午後10時に60センチのアカナーが釣れ、午後11時前に61センチのタマンを釣り上げて間もなく、離れた場所にセットした竿にもヒット。急いで竿を取り、やり取りするが、これまでの魚より引きが強い。それでも魚に主導権を与えず、強引に寄せたのは71センチ・4.4キロの大型タマンだった。その後は、午前1時に60センチのタマンを釣って、午前4時半に65センチのムネアカクチビを釣って爆釣した。毎年4月から5月に掛けてタマンが爆釣する那覇一文字、タマン釣りファンには楽しみなシーズンだ。 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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