牛めしの松屋が多国語対応、凸版の音声翻訳サービス「VoiceBiz」を試験導入

©株式会社BCN

凸版印刷の音声翻訳サービス「VoiceBiz」が、松屋フーズが運営する都内の「松屋」の20店舗に3月1日から導入されている。

松屋では訪日外国人対応(左)や外国人従業員教育での活用に期待

VoiceBizは、急増する訪日外国人や在留外国人との多言語コミュニケーションを支援する音声翻訳サービス。スマートフォン(スマホ)やタブレット端末にインストールしたアプリを利用し、音声11言語、テキスト30言語の翻訳が可能となる。

翻訳エンジンには、情報通信研究機構(NICT)が開発を進めている深層学習を用いたニューラル機械翻訳(NMT)技術を採用。翻訳結果をSNS/メールなどにマルチ展開できる「コピー機能」や、フレーズを登録できる「お気に入り機能」などで、ユーザビリティを高めている。

松屋フーズでは、外国人従業員とのコミュニケーション施策や、増加している外国人客へのサービス品質向上の取り組みを推進しており、その一環として19年10月にVoiceBizのトライアルを実施した。

VoiceBizがスマホやタブレット端末にインストールするだけで使用できるアプリ型のサービスで導入が容易なこと、さらに翻訳性能の高さや、操作方法の分かりやすさを評価し、採用を決定した。今回は、松屋フーズが運営する松屋で、外国人従業員、外国人客の多い都内の20店舗(渋谷宮益坂上店、四谷二丁目店、新宿大ガード店など)に3月1日から導入。

凸版印刷では、音声翻訳精度のさらなる向上に向け、コーパスの追加やさまざまなデバイスに対応することでサービスを拡充していく。また、今後も訪日外国人の受け入れを行うおもてなし事業者や、外国人就労者や技能実習生の増加が見込まれる介護・農業等の分野へのサービス導入、サービスの多角化を進め、20年度に10億円の売り上げを目指す。