【新型コロナ】川崎で新たに8人の感染確認 うち3人は、富士通工場勤務

川崎市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、川崎市は3日、新たに20~50代の男女8人の感染が判明したと発表した。このうち3人は、富士通川崎工場(中原区)に務めるいずれも20代の男性であることを同社が明らかにした。市発表の感染者は累計で47人となった。

 3月30日には、同工場勤務で同社陸上競技部アドバイザーの塚原直貴さん(北京五輪・陸上男子400メートルリレー銀メダリスト)の感染が県外で判明している。塚原さんは同23~25日に同工場に出社。今回確認された社員3人は同28~30日に発熱やせきなどの症状が出た。

 同社は市保健所の指導を受け、社内の消毒や社員の健康観察などを行っているという。

 これまでに看護師ら職員2人の感染が判明している聖マリアンナ医科大学病院(宮前区)でも、20代の女性看護師が新たに感染していることが分かった。同病院は症状のある職員10人ほどのPCR検査を実施しており、市は「今後、検査数が増える可能性もある」と話した。

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