各球団の次代のエースは誰だ!? MLB公式サイトが特集

ヤンキースが9年3億2400万ドルという大金を投じてゲリット・コールを獲得したように、ワールドシリーズ制覇を目指すうえで絶対的エースの存在は必要不可欠である。絶対的エースをフリーエージェントやトレードで外部から補強することも可能だが、理想は生え抜きのエースを育て上げること。メジャーリーグ公式サイトでは、30球団の番記者が各球団の「次代のエース」候補を1人ずつ選出して紹介している。

「次代のエース」候補として選出された30人のなかで、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ジャック・フラハティ(カージナルス)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)はすでにそれに近い位置にいる。タイラー・グラスノー(レイズ)も今季の活躍次第では近いうちにエースと呼ばれるようになるだろう。

アーロン・シバーレ(インディアンス)、グリフィン・キャニング(エンゼルス)、ランス・マカラーズJr.(アストロズ)、ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)、タイラー・ビーディ(ジャイアンツ)といった若手投手や新人王候補の1人であるヘスス・ルザード(アスレチックス)も順当に選出。ケーシー・マイズ(タイガース)、スペンサー・ハワード(フィリーズ)、マッケンジー・ゴア(パドレス)などのトップ・プロスペクトも名を連ねた。

注目したいのは100マイル超の速球を武器とするネイト・ピアソン(ブルージェイズ)だ。変化球の質や制球力にはまだ課題を残すものの、昨季はマイナー3階級で合計101回2/3を投げ、防御率2.30、被打率.176、WHIP0.89、奪三振率10.53をマーク。今年のオープン戦でも4試合に登板して防御率1.29、奪三振率14.14と結果を残した。順調にいけば今季中にメジャーデビューする見込みであり、シーズンが終わるころにはエースと呼ばれるようになっているかもしれない。

なお、各球団の番記者が選出した「次代のエース」候補30人は以下の通り。

オリオールズ:グレイソン・ロドリゲス
レッドソックス:ノア・ソング
ヤンキース:クラーク・シュミット
レイズ:タイラー・グラスノー
ブルージェイズ:ネイト・ピアソン

ホワイトソックス:ルーカス・ジオリト
インディアンス:アーロン・シバーレ
タイガース:ケーシー・マイズ
ロイヤルズ:ジャクソン・カワー
ツインズ:ジョーダン・バラゾビック

アストロズ:ランス・マカラーズJr.
エンゼルス:グリフィン・キャニング
アスレチックス:ヘスス・ルザード
マリナーズ:ローガン・ギルバート
レンジャーズ:ハンス・クラウス

ブレーブス:イアン・アンダーソン
マーリンズ:シクスト・サンチェス
メッツ:マシュー・アラン
フィリーズ:スペンサー・ハワード
ナショナルズ:アンドリー・ララ

カブス:ブライリン・マルケス
レッズ:ハンター・グリーン
ブリュワーズ:コービン・バーンズ
パイレーツ・ミッチ・ケラー
カージナルス:ジャック・フラハティ

ダイヤモンドバックス:ザック・ギャレン
ロッキーズ:ライアン・ロリソン
ドジャース:ウォーカー・ビューラー
パドレス:マッケンジー・ゴア
ジャイアンツ:タイラー・ビーディ

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