大浦天主堂を全面閉鎖 6日から1カ月間

 カトリック長崎大司教区などは3日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、大浦天主堂(長崎市南山手町)と、隣接する大浦天主堂キリシタン博物館を6日から来月7日まで全面閉鎖すると発表した。先月に続き2度目。
 博物館を運営管理するNPO法人世界遺産長崎チャーチトラストの榮信歳理事によると、例年、ゴールデンウイークは1日に約3千人が訪れる。榮理事は「観光客に来てもらいたいのはやまやまだが、万が一感染が広がることを考えれば、割り切るしかない。土産物店には申し訳ない」と話した。
 状況により、期間延長もあるという。

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