武蔵大学、12年連続でACジャパン広告学生賞を受賞

武蔵大学は、社会実践プロジェクトの一つ「ACプロジェクト」において、学生が制作した作品を公益社団法人ACジャパンが主催する「ACジャパン広告学生賞」へ毎年応募している。2019年度は新聞広告部門で優秀賞、テレビCM部門で奨励賞を受賞。同大学の社会実践プロジェクトの作品が入賞したのは12年連続となる。

武蔵大学の社会実践プロジェクトは、「講義や実習で得た知識を生かし、社会に向けて自らの知見や主張を積極的に発信していこう」という考えにもとづき、より現実的で実践的な学びを推進するプロジェクト。「ACプロジェクト」のほか、「武蔵テレビプロジェクト」などがある。

今回、2019年度「ACジャパン広告学生賞」の新聞広告部門で優秀賞を受賞したのは、社会学部メディア社会学科3年釜谷美葵さんの制作した『メディア・リテラシー診療所~フィルターバブル編~』。「フィルターバブル」とは、検索エンジンのアルゴリズムによって、まるで泡に包まれるように自分の好む情報に囲まれている状況を指す。

作品の制作にあたって釜谷さんは、『「フィルターバブル」の状況は、考えの偏りや情報の真偽の見極めにも影響があるため、まずは知ってもらいたくこのテーマを選びました。ソーシャルメディアを利用する際には見える範囲だけにとどまらず、多様な意見や情報へも目を向けてほしいと考えます。メディア・リテラシーについて日々アンテナを張っていたことと趣味のイラストが今回の受賞に繋がり報われるような思いです。この作品を通して、多くの人にメディア・リテラシーを意識してもらえたら嬉しいです。』とコメントした。

テレビCM部門で奨励賞を受賞したのは、社会学部メディア社会学科2年生のチームが制作した『食品ロス』。普段の食生活の中で食べられるのに捨てている食材が多いことに気が付いたことがきっかけで制作。CMの中で、用意された食べ物を残さず食べることはもちろんのこと、ゴミと思って捨てている食材を無駄にせず食べることが問題解決につながるのではないかと提言ししている。

ACジャパン広告学生賞は、学生を対象に公共広告をテーマにした広告作品を募集・表彰し、公共広告への理解と社会に関わる「公」の意識を育むことを目的とした賞。2019年度「テレビCM部門」には参加校36校283作品の応募、「新聞広告部門」には参加校29校497作品の応募があった。審査は「公共広告として優れており、人々に興味や気づきを感じさせる作品か」「学生ならではの感性や、オリジナリティ溢れるアイデア・テーマ性があるか」等を視点に行われる。

参考:【武蔵大学】12年連続、今回も2作品がACジャパン広告学生賞を受賞!

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