公開が待ち望まれる事務所の先輩・後輩が初タッグのアクション作品

俳優の藤原竜也が主演する映画「太陽は動かない」(羽住英一郎監督)について1日、配給のワーナー・ブラザース映画は公式サイトで、5月15日に予定していた公開を延期することを発表した。

新型コロナウイルス感染拡大を受けたもので、新たな公開日は未定。藤原と、共演の竹内涼真は連名で、「映画『太陽は動かない』の公開を楽しみにお待ちいただいていた皆様に安心してスクリーンで本作をご覧いただけるように、事態の終息を心より願っております」とのコメントを寄せた。

吉田修一氏の小説を映画化。国政や企業の裏で暗躍する、産業スパイ組織「AN通信」の諜報員・鷹野一彦(藤原)と相棒・田岡亮一(竹内)は、太陽光エネルギー開発に関する情報争奪戦の真っただ中。心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという極限状態で、2人が命がけの頭脳戦に身を投じていく姿を描く。

「もとは映像化不可能ともいわれていた作品で、脚本を読んだ藤原も驚愕。藤原はハードなアクションをこなすため、それまで通っていたジムを、本格的なトレーニングができるジムに変えるなど、肉体改造に着手して撮影に臨んだほどだったとか」(映画業界関係者)

今作で初タッグを組む事務所の先輩・藤原と後輩の竹内。

藤原は1997年、故蜷川幸雄さん演出の舞台「身毒丸」主役オーディションでグランプリを獲得し、俳優デビューを果たし、そこからスターの道を歩んだ。

藤原のデビューから16年後の2013年、竹内は女性ファッション誌「mina」で初の男性専属モデルオーディション「minaカレグランプリ」に知人の勧めで応募しグランプリを獲得。芸能界入りを果たした。

「竹内といえば、高校時代に東京ヴェルディユースに所属しJリーガーを目指していただけに、その身体能力はかなり高い。劇中では藤原に負けないぐらいのハードなアクションを繰り広げている」(映画ライター)

早く2人が挑んだ力作を世間に届けてほしいものだ。

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